ネタバレ・感想ありどぶがわのレビュー

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どぶがわ上流から下流へと流れ行く
2024年1月8日
川の淀みは下流に下りゆく中濁りゆく。
貴族の決まり事は、少女には時にめんどくさいもの以外の何物でもない。通過儀礼を無事抜けなければ立場を守れない世界。
様々な人が暮らす傍らを流れる川。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」方丈記より
物語の繋がりが見えたときに川のよう
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面白い
ネタバレ
2023年2月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭急にわさび醤油で「?」となった後に老婆の妄想だと判明。
少年二人の対比が切ない。
何にでもなれると思っていたけど限界を知った少年と夢をかなえる少年。
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笑い泣き
ネタバレ
2021年9月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 思いきり好きな漫画を読むためにシーモアで購入していますが、本でも購入したい作品でした。
171ページで思わず笑い、泣き。
老婆は日向で夢を見る。
2018年9月23日
劇的なドラマ性があるわけではなく。
お涙頂戴の感動もの、というわけでもなく。
正義感の強い若者の押しの強いお節介がある物語でもない。

ただただ流れるのは、ほんのちょっと臭いのキツイ川で微睡む老婆と、その川と。

その双方や片方を視線の端に感じてほんの少し小さな行動をする人たちのお話。

ほんの少しの小さな事だけれど、当人にとっては大きな事で。
等身大の目線でものがたりを読み進められ、穏やかに流れる染み入るような時間を過ごせるのでとても好きな作品です。

暖かい日向で、お茶とお菓子と好きな音楽を流しながら読みたくなるお話です。
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作者買いです
2018年5月31日
話がところどころ繋がっていて、不思議だけど、現実的な日常のお話です。最後のフライトのくだりは素敵でした。なんだか、映像が見えそうです。映画とかしたら良さそうです。
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作家名: 池辺葵
出版社: 秋田書店