ネタバレ・感想ありぼくらのへんたいのレビュー

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思春期の、きれいなへんたい
ネタバレ
2025年5月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 女性ジャンル。お姫様になりたいまりか。死んだ姉のフリをするユイ。先輩に求められ女装を続けるパロウ。男子中学生三人の、成長過程においての性と自我。今ならびっくり価格のセール中。6月12日まで。

心と身体がバラバラに成長していく思春期。不確かで脆くて柔らかい内側を、ぞりっと撫でてくる得体の知れない怖いモノ。ふわふわとした可愛らしい絵柄で隠すように伝えてくるのは、もがく彼らの弱さと強さ。同級生や下級生、大人たち。他者と関わる中で芽生えるものと、失っていくもの。成長した彼らは、とても強くて眩しい。
思春期の息苦しさと、傷と痛みの表現が圧巻です。
無料7巻まで読んで
2024年11月2日
3人の女の子の格好をした男の子達のお話ですが一人一人の抱えている問題が根が深くて重たいのだけど、決して辛いばかりではなく救いもあるのが良かったです。
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10年以上前月刊誌で読んでたエモい
2024年10月13日
紙で持ってますがデジタルで読めてノスタルジックです。心に残る名作。刹那的な少年期が青年期になっていく不可逆的な美しさ。変化する環境への適応、不適応、慣れ、脆さ、強さ、迷い、性の狭間でもがく子供達。耐えるにはあまりに過酷。ありのままの自分を愛されない愛されたい。消費される子供達この絵柄でなかったら読めてないようなかなりパンチのある作品。こんな話が描ける作者様の凄さ、少女性、4巻とか読みながら息ができないくらい辛くなってくる。汚されて傷ついていく様がただただ美しく辛く悲しい。どのキャラクターも純粋無垢で諦めきれてないからこそ傷つく。揺らぐ不安定だからこその強烈な美しさ。作者さまの性のない状態への憧れという作家性が大好きです。実写化無理なのでアニメ化しないかなぁと永遠に思ってます。
カラオケ屋のシーンは漫画誌に残る名シーン
2024年5月25日
ふみふみこ先生が1巻のあとがきでタイトルの意味を説明してくれてるのですが、まさに思春期の少年少女たちが向き合う性の衝動と葛藤と自我とが渦をなして混濁しながら、ひとりの人間の個性を形成していくようなお話でした。最後にひとつ。子供に性を穢れとして見せる大人だけは絶対に許せないね。パロウの鈍さは自己防衛なんだと思うと本当に本当に辛かったよ。
タイトル秀逸!深いヒューマンドラマ
2024年5月16日
*ずっと気になっていた作品、ようやく全巻読了。
以前無料読みで最初の数巻読めた時に読んで、絵の可愛らしさと相反する主要キャラクターたちを取り巻く環境の過酷さ、闇深さに二の足を踏んでいたところがあったのですが、この度は意を決して全巻読み通しました。

結果、、、読んで良かった。すごく良かった!!
まさに思春期(中学前後時代〜高校前後も少し)の真っ只中にある彼らが、出会い、慰め合い、傷つけ合い、また寄り添い合い、身体も心も成長していく姿を丁寧に丁寧に描いていて素晴らしかったです。
おとこのこもおんなのこもみんな大変魅力的で、全員幸せになれ!と心から思いながら読んでましたし、読後もそうおもっています。
もしいつかアフターストーリーが出るのならとても読みたい(ただしハッピーなやつでお願いしますよふみふみこ先生!←なんとなく念押しw)。
タイトルについてはお察しの通り、ダブルミーニングです。巧い。

各キャラについて語り出したらとまらなくなりそうなので控えますが、ちょっとだけ…もうね、ともちが好きすぎる!!
りょーちんも大好き。あとあかねちゃん。はっちもかなり好き。もちろん、まりかとタムリンもね〜ってまぁつまり全員好きなんだけどさ(笑)ともちはダントツでした^^
タムリンはリアルには1番敬遠する苦手なタイプですが、この作品においてはなくてはならない存在で、タムリンを通してふみ先生の心の闇を描く上手さを何度も感じさせられました。
…あーやっぱりキャラについて触れたら長くなっちゃった(爆)
性と青春を考えさせられる
2023年10月11日
性にまつわる生きづらさや幼少時のトラウマ、家族との問題といったクッソ重いテーマを、ゆるふわなタッチと構成でこれ以上ないくらい軽やかかつクリアに描く名作。作者、天才か!!
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シリアスで切ない
2023年4月24日
可愛らしい絵柄とは裏腹にシリアスで切ないストーリーで、様々な苦悩を抱えながらそれぞれの事情で女装をする彼らの姿に、色々と考えさせられる作品です。個人的には恋愛面よりもメインの三人の精神的な成長面に胸が熱くなりました。
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よかった!
ネタバレ
2021年9月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 男の娘漫画のおすすめで紹介されていて、無料の1.2巻見たら、ハマってしまい、最終巻まで購入しました!
ツラい展開が多いけど、最後はハッピーエンドでよかったです(^^)
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天才見つけてしもた
2021年1月27日
本の中の子たちの心をそれはそれは丁寧になぞっていく作品です。名前もつかないような些細な感情とか心の中のもやもやしたものをここまで具現化できるって…すごすぎる。ぼくらのへんたいってタイトルも2つの意味があるってのを見てやっぱり天才だと確信しました。変態な内容を期待して読んだ汚れた人間がうっかり浄化されてしまうほどの威力を持ったまじめで愛おしいお話です。
尊すぎるっっ!!
ネタバレ
2020年6月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一見したときのタイトルと中身のギャップ!!
同じ女装をしている子たちなのに、みんな各々抱えているものがあって毎度胸に突き刺さる…!

そして個人的にともちがめちゃくちゃよく働いてくれる!あの子は毎度いい仕事してくれます!ともち推しです好きです( ;∀;)
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凄く綺麗
2020年5月28日
話数を重ねるごとに1人1人の人間性やその人の生きてる世界が明らかになっていって面白い!絵もすごく綺麗で読みやすい作品です。😊
奥深い
ネタバレ
2019年11月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初はタイトル見てどんな内容かわからず軽い気持ちで試し読みしてみましたが、ストーリーが進めば進むほど、性別とか愛の形とか家庭の事情などが絡み合っていてとても奥深かったです。
登場人物もちょこちょこ増えて、全く飽きないしどんどん関係が進展していくのがいい
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毛嫌いしていたこの手の漫画
ネタバレ
2019年11月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 生理的に受け付けない同性愛の漫画だがこの作者の他のマンガで興味深いものが有り検索で出てきたんだけど、思いの他面白く一気読みしてしまった。ただの同性愛じゃ無くて、どうして同性愛者になつたのか、性同一障害と嗜好者の違い。トラウマ的に同性愛者になる者、止むに止まれぬ女装者の葛藤とか登場人物により違いが有り、青春、思春期の群像劇と絡めて重たい問題をライトな絵柄で語り、読者に問い掛けてきます。ホモセクシャルだけでは語り尽くせないマイノリティーの苦悩が良く表現されてとても良い作品です。一読あれ!
すき
2019年9月13日
あーーー本当に
この本に出会えて良かった。
自分も似たようなところがあるのですごく不思議な気持ちになりました。あと絵柄!!かわいすぎる!!
ありがとう♪
ネタバレ
2018年11月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルに若干の引きと興味を抱きながら読み始めた者です。男の娘コミュで知り合った三人のそれぞれの悩み。傷付き立ち止まり沼に足を取られながらも、時に周りの言葉や笑顔や涙や叫びに考え、助けられ、成長していく姿に涙が出ました。まだまだ長い道のり、色々な人や物に出会っていくんだろうなあ。いつか、ほんのちょっとでも、また3人の姿が見られたらこの上なく幸せだなあ。とりあえず乾杯!
可愛いい絵柄
ネタバレ
2018年3月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 可愛い絵柄に反してすごい内容。
予想を裏切る系が好きな方はおすすめ
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面白い
2016年12月20日
内容は深いですが、絵が柔らかいので読みやすく、ノーマルな私でも話について行けました。変態ではなく、変体かな?
おもしろい
2016年12月2日
「女装癖」という同じものを共有しているが全く異なる3人とその周りの人間関係が描かれています。
いいですね。
2016年3月27日
どこか危うく、脆そうで強く。そんなとこが魅力的な作品でした。
最初はタイトルに少し戸惑いましたが、1巻読むと意味が分かります。絵柄や話の進み方的に、少し大人な方向けです。
わたしの中のあのこ
2024年9月1日
愛と呪いで知った作者さん。ソチラは読み出したのが特に元気のない時期だったので途中で読むのを止めたままです。ゴメンナサイ。
自分をシスヘテロだとは思ってんだけどマジョリティの人間とは思えないほど息苦しさを感じてるからか、そういうものを描いてる作品に惹かれがちです。多分まだまだ女性らしさや男らしさの価値観に囚われている社会に自分自身が囚われてるからだとは思うけど、作中の彼ら(they)は中学生っていう多感な時期に自分の性と向き合って成長(へんたい)しててずっと大人びて見えます。前半はどうしても無防備すぎて自分を守るためなんだろうなって分かるんだけどなかなか暴力的(な言葉)だなあって私自身も傷つけられる感覚。ブーメランのように返ってくるものもあるし当たり前だけど1人として同じ人が出てこないです。みんな違うんだってことが心細さもあるけどひとりひとりの中にわたしの一部分が隠れているような気持ちにもなりました。
みんな変態だからひとりひとり違うからみんな普通だって思うんだけど、社会は普通と変態を分けたがる。個性を育てる教育はしない。その歪になにがどう違うんだろうね?て作中でもまりかが同級生に向かって、キモイってなんだよ、わたしがお前になにをしたよ、お前がただのゴミなだけだろ、って、あのドス黒さに共鳴したり。
あとがきで作者さんが最初は3人のこと全然好きじゃなかったって言ってんの、驚いたけどなんかイイなあと思ったし自分もそんなに全開で好き!てキャラクターはいないです。さっきも書いたけどみんなそれぞれに共感する部分とどうしてもモヤっとしちゃう部分があって、それが普通でいいなと思えます。
終盤になると割と綺麗にまとめすぎてる気がして、正直そんな綺麗じゃなくても…と下世話な自分は思っちゃいましたが1巻の頃よりずっと幸せそうに笑ってる姿はやっぱり気持ちが良かったです。
思春期
ネタバレ
2024年3月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 女装癖のある中学生男子が主人公のおはなしとなっております。思春期特有の悩みというか苦悩がとても伝わってきました。
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ぼくらはへんたいする
ネタバレ
2022年12月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ トランスジェンダーの青木裕太(まりか)、ゲイの田村修(パロウ)、亡くなった姉の身代わりの木島亮介(ユイ)、それぞれの理由で女装する3人が出会い、時には傷つけあいながら支えあい、大人になっていくお話でした。
青木の1つ年上が木島で、木島の1つ年上が田村です。
青木が中学に上がる直前から高校を卒業するまでが描かれています(高校時代はほとんどありません)。
へんたいは蛹が蝶に形を変えることに掛けられています。
3人だけでなく幼なじみの女の子との間に性別を越えた友情があり、長く秘めた愛もあり、学校では辱しめようとする者 応援する者がいて、そういったことが丁寧に描かれていました。
アフターエピソードや番外編を1冊描こうというお話もあったけれど ここで終わりにしたそうで、無理に答え合わせをすることなしで未来にというこの終わりかたはよかったかなと思います。ちゃんと区切りはついていますし、読んでいるとなんとなくこの先を予感させるものがありました。
でもいつか描かれることがあれば読みたいです。
2012年9月~2016年4月 特典ペーパー1p(3人で飲み会) パロウの同人誌を出すとの記載あり 修正=見えない構図、一部アウトライン。
よき!
2020年10月13日
他社サイトや立ち読みでタラタラ読んだり読まなかったりしつつ、ここ一ヶ月くらいでたたっと読み終わりました。
入り口はちょっと陰鬱でなかなか進まなかったけど、成長とともにいろんな事があって、最後はとても爽やかに終わって気持ち良かった!
可愛い絵と裏腹に、重めの内容だったりするので、そのギャップがまた面白い。
好きな作品です。
間で先に読み終えた「qtμtキューティーミューティー」も好き~!
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試し読みしました
2019年11月14日
軽く読み始めましたが、思ったより内容が深くてちょっと重い。
三人三様の理由があって葛藤があって考えることも多かった。
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無料分しか読んでいませんが。
ネタバレ
2022年11月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 三人の男の子が女装して集まったことがきっかけ。
でも、それぞれ女装するのには理由があって。
読んでいくと、結構重めの内容でした。
学生にとっては、世界は優しくないかなとも思うけど、共有する何かがあると
それだけでも気持ちが前向きになるのかなとも思いました。
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想像より深い
2019年11月13日
タイトルのイメージと違う内容でした、儚げで可愛らしい絵だけど内容が何というか…深くて思わず引き込まれてしまいました。今まで生まれてきた性別に疑問を感じた事がないのですが、この作品を読んで目が覚めるというか、この作品が全てではないと思いますがこういう悩み葛藤を抱えて生きている人もいるのだなと気づかされました。
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作家名: ふみふみこ
出版社: 徳間書店