ネタバレ・感想ありさよならもいわずにのレビュー

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繰り返し読まずに居られない
ネタバレ
2023年3月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 以前フォロー様がおすすめされていたので購入→積読→やっと読みました。いつもありがとうございます!
独特な語り口と作画にちょっと読むのを躊躇ってしまいましたが、読み始めるとガーッと一気に読んでしまいました。
親しい人が亡くなるのは、突然振るわれる暴力に似ているんだな…と感じました。私も経験があるので、あの頃に引き戻されるような恐ろしい気持ちで拝読しました。
ただ、どんなに辛くとも残った私たちは粛々と生きていくしかなく…なくなった穴を埋めつつ今も生活してるんですよね。たまに穴に落ちる時もあるけど、またよじ登って生きていく。ひとりで生きてる訳じゃないからなぁ…
親しい人の死
2023年2月11日
必ず来るであろう親しい人との別れ。それが今作品ではなんの前触れもなくやってきます。絵で敬遠しがちですが一度読んでみてほしいです。考えさせられることいっぱいありました。
わかれのことば
ネタバレ
2023年1月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 277p、全表題作。突然、さよならも言わずに大切な人に逝かれたらその喪失感はどれ程のものか。ポッカリ空いたその場所を虚しい気持ちで過ごす期間のなんと苦しいことか。職業柄、直ぐに対峙して向き合う作者の中に無事、さよならを交わせたことから生きていく人の強さを見る。
出会ったら、生き別れるか死に別れるか。
2022年3月30日
作中の言葉です。

ここまで大切な人の死をリアルに描いている作品は、初めてでした。
ギャグ漫画家上野先生の実体験であり、そして奥様の死の直後からネームを作り始められています。

ご自身で本作について、生々しく作品としての客観性を欠いていること。
そして、時間が経過し客観性を持てた現在の方が、作品としてより良い表現ができるだろうと仰っています。
それでも表現者として描かずにはいられなかったとも。

泣けるだろうとか、感動するだろうといった観点から本作を手にすると、もしかして違和感を感じるかもしれません。
私が読みたかったのはイイ話でも、泣ける話でもなく、最愛の人を亡くしたリアルな部分でしたし、特別な期待感も無くフラットな気持ちで読み始めたので、逆に上野先生独特の表現に揺さぶられました。

ご自身のデリケート且つプライベートな部分を包み隠さず描くには、勇気と代償が必要で、そして何より心をどれだけ擦り減らしたろうと思います。
描いて世に出せば、もう消すことはできませんし。
なので、このような形で作品を描かれた先生に感服です。

この作品を読むことで、確実に今までより自分の中の「生」と「死」が輪郭を持つようになりました。
心構えになったというか、後悔は減らせるのかな。
そして恐らく愛する人を亡くした時に読みたいと思うのは、本作になると思います。
そんな日は、来て欲しくは無いけれど。
考えさせられます
ネタバレ
2020年12月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ SNSでオススメされていたので読んでみました。きっとリアル過ぎて苦手と思う人も多いと思うけど、自分と重ねて一気に読みました。身近な人愛する人の死の重さを思い知らされつつ、食欲が戻ったりでも思い出に浸ったり泣いたり。妊娠中のビデオでおっぱいを観たシーンも何か分かるなーとシミジミ読みました。最後に年月を経て新しい家族?を迎えられたことにホッとしました。
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愛する人との限りある時間
2018年2月16日
何度読んでも涙が溢れます。
最愛の人との幸せな時間はいつ、どう終わってしまうか分からない恐怖や不安そして葛藤を圧巻の表現力で書き上げた一冊。
何気ない一言や描写に妻への愛おしさが込められており、それが悲しみを一層引き立てている。
しかし随所にフフっと笑えるポイントもあり、読んだ後はなんとも言えない清々しいような前向きな気分になりました。
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近親者の死をどう受け止めるか
2017年7月8日
妻という身近な存在を急に失うことで、作者がどう立ち直っていくかが丁寧に描写されています。絵は好みでなかったですが、引き込まれて読んでしまいました。
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泣けなかった
ネタバレ
2023年11月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大切な人が亡くなった心の痛みは伝わりました。ただ、子供放置しすぎじゃない?ってことが気になって入り込めませんでした。
あえて省いて描いてあるのだと思いますが、娘の悲しみにも寄り添う描写なりが欲しかったです。
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作家名: 上野顕太郎
出版社: KADOKAWA