いきなり異世界に転生させられボッチで不安な中、飛躍し過ぎのトンデモ理屈の言い掛かりで侮られ陥れられて嘲りを受けることになるのだが、この仕打ちに対して過剰反応してしまい激昂して我を忘れてしまう気分屋で敵愾心を剥き出しに敵視して自らを対立思考に陥らせてしまう短絡的な主人公の精神的、情緒的に未熟な様子は見るに耐えないため残念ながら共感してあげたいとか気持ちを共有してあげたいという気にはなれなかった(苦笑)。
この人は健気な猫耳ヒロインに許され認められ慰められなければ正気を保っていられないほどお粗末なマザコンボーイなのに盾の勇者って設定だし、三勇者とされる剣、槍、弓矢も大した力も技能も影響力もないモブみたいな存在だし、この3人よりも王と王女と一般兵たちのイヤミな態度や言動の方が圧倒的な存在感を発揮してるから、王も勇者召喚などせずに自分の娘を勇者に育てれば、こんなに不毛で醜い争いごとを最初から引き起こさずに済んだように見えてしまう(苦笑)。どっちもどっちって感じで両者にも感情移入がしづらく物語の主題に正当性が見出しづらい極苦ファンタジー(苦笑)。絵は嫌いじゃないし漫画制作技術としてはちゃんとしているから星2つだけど物語としては破綻してる。