ネタバレ・感想あり鎌倉秘恋 北条恋ヶ谷のレビュー

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檜皮姫が切ない
2024年9月8日
歴史物って、義経・頼朝と、信長を描いたものが多い。ほんっとに多い。伝説も含め資料が割と残っていて、非常にオイシイ素材であるのは認めます。ただ、天邪鬼の私は、他の時代も読みたい、と思っていました(小説や実用書を読めと言われたら一言もありません)。そんな時に出会ったのが河村恵利さんの作品。第4代執権北条経時と第5代時頼という、大河ドラマ(初代と8代の話はあった)とも微妙にずれた、まさに間隙をついた時代。地味で他の作家さんが選ばない素材を取り上げてきらりと光る作品に仕上げる手腕はさすが。宝治合戦という史実を織り込みながら、確かに感情が、特に男女の感情の交錯があったのだなと思わせる作品集です。4つの短編て視点は変わりますが、経時らの異母妹の秘めた恋心を描きつつ1つの時間軸を作っています。叶わぬ恋をした檜皮姫が本当に切ない。その気持ちに寄り添う讃岐もまた自分の気持ちを押し隠そうとする。夭折した人も遺された人も一体どんな想いを胸に抱いていたのだろう、と思いを馳せずにはいられない。恋情の悲哀が静かに胸に染み渡ってくる、そんな作品です。
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タイトル通りでした
ネタバレ
2022年6月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大河ドラマの影響で、鎌倉時代のものに興味がわき、購読。三代目執権の泰時の孫にあたる、経時や時頼、檜皮達のそれぞれの目線でのお話が描かれています。親戚関係や政治的な立ち位置のためにどうにもならない恋のお話や、その人物のその後のことを思うと切なくなるお話もありました。それでもどのお話も心惹かれるようなものばかりでした。
最初の方に家系図があるので、人間関係が分かりやすかったです。
最後の「わらわべ水鏡」は、江戸時代の大坂、七夕の時期が舞台です。子ども達のやりとりがかわいらしかったです。
いとしの北条家!
2021年11月24日
大河ドラマの草燃えるを見てから、北条家にとても興味を持っていましたが、三代執権あたりの事はすっ飛ばしていてよく知らなかったのでとても面白かったです。歴史を勉強したくなる漫画です。
ラブストリート
2019年4月3日
この漫画内容とかは鎌倉時代系なラブストリートな漫画でした!!
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懐かしいわ
2019年3月9日
なかなか見つからなくてもう1回読みたいと思ってた。
河村先生の作品はどの話も悲恋かなって思わしておいてどんでん返しがあり、じーんと胸に来ます。
きっとこの時代の人も現代と同じように片思いは、切なかったんだよねって思います。












心に染みるお話ばかり
2025年3月16日
短編集で、本当にあったのではないかと思われるような悲恋物語が、鎌倉時代を舞台に語られている。しみじみとした味わいのあるいい作品集でした。
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