その頭脳となったポンポコニウム以外にも新素材を集めて作られ、オートマティックレディ6人の技能を併せ持つ究極の殺し屋(ヒットロイド)ロボット33号、ブラッディ・ミサは早目に登場すれば、連載は長く続いたのでは?
読み切り(88年の週刊少年ジャンプAutumn Specialに掲載)でのブラッディ・ミサは夢中になった春田警部(経緯は連載でも同じ)に愛した相手には何でもできると言って四十八手は皆プログラミングされており、目合おうとして一緒になろうと言った。連載ではブラッディ・ミサは騎乗位でも対面座位でも春田警部に選ばせようとし、話を出していた彼もブラッディ・ミサに惹かれていくまでが描かれれば、人気が出たと思
う。
それはそうとロボットが分泌できるかも気になる(できれば、それも究極たる所以)。
7号と決着をつけようとした時も6人の技能の半分しか披露しなかったブラッディ・ミサだが(5号の武器のアタッチメント機能は7号を甚振るコマで使っていた可能性あり)、使いこなす様子(それで春田警部を虜にしようとする)も描いてほしかったところ。
2号のスーパーコンピューター、6号の鑑識器材を悪のヒットロイドがどう使うかも気になる。前者はブラッディ・ミサは春田警部と御所車をする時に彼の好みの回転速度を導き出すのに使おうとしていたのかもしれない。