ネタバレ・感想ありタケヤブヤケタのレビュー

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火事怖いわ子鹿🦌
ネタバレ
2025年4月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1冊なのに読み応えありました。若者が日記をたよりに先祖のルーツを遡る趣向も物語に幅を持たせてます。

大正の世、消防がまだ火消しの名残を色濃く残す時代に、自分の生い立ちに向き合う主人公とその仲間たちの、消火や救命にかける情熱がカッコイイ。その中でも断然カッコ良かったのはイセタツ。(イセタツ絶対君子ちゃん好きだったよね。少なくとも弁当を捨てるくらいには…)その辺をわざわざ深掘りしないのは草間流。おそらく両想いだろうからの別離と出逢いを経て、現代へと続いていく、人の縁を感じる作品です。

なお、本編に子鹿は一切出てきません🖐️
火消しの恋とか人間ドラマとか
2024年1月20日
現在と過去をシンクロさせて、火消しの恋やら友情やら家族関係やら盛りだくさんのお話です。それを1冊にまとめて、さらには随所に笑いを散りばめたり、ほろりと泣かせたり、草間さかえ作品って本当にすごい!!!
どれも
2018年9月9日
この作家さんの作品は読んでいるとワクワクドキドキして描写に魅せられます!!この作品は、現代の学生の話から→大正時代のひいひいおじいさんの話に移って→最後にまた現代の話でオチまである!!おもしろかったです。
消防士の血筋
2022年6月26日
少女漫画の甘ったるさは出てこない。なぜ消防士になったのか、が描かれる。そして大正期の消防士の日々。主人公は男性。
ひとこまひとこまの飛びがこの漫画の各画面のスピード感を上げていて、出動も何回か挟まれて、火事場の緊張が話を盛り上げる。
主人公(厳密には冒頭登場の主人公のひいひいおじいさん。以降2人を示すときは主人公等と書く。)は超人ではないし、同僚達も、彼のアパートの住人達も、どこかにいそうな人間で。同僚達はなぜ消防士の職に就いたかはっきりしている。ひいひい爺さんが職場では異色なほうなのだ。アパートの住人達の火災に対する警戒レベルも庶民感覚。主人公等の火に対する正しい(?)神経質な(?)恐怖感が、物語の背骨といえそう。

味わいある適度なマイルドさの線が、彼らの当時の日常感に、何かしらノスタルジックな雰囲気を加えて、人間同士のギスギスしない温かみ、人間味を醸し出して、デフォルメさえ希望みたいな明るさがある。
過去に遡ってのひいひいおじいさんの話と、現代の主人公のキャラの背後を形作るものとの接続が、少し1組の伊勢さんという遠縁の子の登用に負いすぎたのか、又は火事が今も当時も多すぎるからなのか、世代と時間の隔たりに強引さがないでもない接続の持っていきかた、そこが主人公等の回りのエピソード群の作り話っぽさを濃くしてしまったように感じた。

表紙の絵が大正期の広告宣伝等の風情を連想させ、カタカナ表記のタイトルがそこに時代性を押し出してきて、中身への興味を繋ぐ巧みな工夫がされていることに感じ入った。
「flowers」 2010年7月号~2013年3月号の間で飛び飛びに発表された作品。195頁。
面白い
2021年2月23日
独特な視点のお話で面白いです。時代物が好きなのとこの方の描く黒髪キャラが好きなので買ってしまいました。
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火消しの話
2022年2月13日
冒頭は現代の若者たちですがストーリーは火消しだった祖先の話がメイン。
孫たちについての描写は少ないけどこれで終わりならちょっと物足りないかも。
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まだ1巻なので
2015年5月11日
ひいひいおじいちゃん達の?話で終わってます。話し的にまだ拡がりそうだけど、今のとここんな感じ。主人公の父の事とか、主人公自体の進路とか描かれるのかな?火が怖い男の子のお話しです。としかまだなんとも。
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大正時代
ネタバレ
2023年1月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大正時代の消防隊員物語。
関東大震災が起こってるのになんかのんびりしすぎな気が…
まだこの頃は馬なんだな。
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作家名: 草間さかえ
出版社: 小学館
雑誌: フラワーズ