ネタバレ・感想あり青春♂ソバットのレビュー

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痛快でバカな男の子たちのアブない青春群像
ネタバレ
2024年5月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 能天気で脱童貞しか頭にない有田がハーレム生活を送れると思い込み、女子校から共学になったばかりの高校に入学したものの、廊下でゲイの白洲にキスをされ、目論んでいたモテとは縁遠く、白洲とは友達以上恋人未満の危うい関係で、ヤバいこと、片思いなど迷走しまくりの高校生活を送る羽目に。バカな有田の存在がひたすら尊く、みっともないグダグダしていた青春譚が愛すべきものになっている。BLだけど、青年誌連載なので萌えはないが、展開が早く、センスが良い。もっと広く知られて評価されても良い、時代の先を行き過ぎた作品
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萌えもキュンもないけど最高な奴らだったよ
ネタバレ
2024年2月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「行き過ぎた男同士の友情」の延長上に成立してしまった肉 体関係って作者様があとがきで説明してくださってますね。なるほどね。言葉どおり、フィクションとしてめっちゃおもしろかったです。犯罪すれすれのことをやらかしながら(すれすれじゃなくて犯罪だわ)、DKらしいとこもあり、可愛かったり危うかったり。いつまで経っても甘くはならないんだな、この二人。地に足がついた感じでリアルっぽいのがよかったな。
青春の光と陰、友情の温もりと咎と罰。
ネタバレ
2024年2月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白かった。人物の凹凸を描くのが非常に上手い先生。友情の延長線上にあった行為が妙にしっくりハマって抜け出せなくなった彼らが、大人になっても一触即発の関係を続けてるのは何かの罰なのかはたまたこれも友情の延長なのか。答えは用意されてない。個人的には泣きながら白洲の父親を告白した時点で、白洲は有田に絶対的な縁を契られてると思った。有田の野性の本能をコントロールしながらささやかに生きる白洲が愛おしい、青春ソバット。
こういう漫画が読みたかった
ネタバレ
2023年12月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ ノンケ×ゲイの青春BL。ノンケが男を溺愛するBLは多いし私も好きだけど、この漫画での有田と白洲の関係は他のBLとは少し違うと思う。友達であり、恋人であり、兄弟のような、とにかくお互いが特別な存在なんだなと感じた。そこに辿り着くまでに2人がどう過ごしたのか。高校生の成長を見る事ができたし、異性愛者が同性を愛する時こんな感じだろうなと私はとてもしっくり来る作品でした。とても好きです
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独特なテンポ、ノリ、展開、空気感
2023年1月14日
初読み作者様。これは、評価分かれそうな作品かと思います。結構癖があり、地雷がある人もいるかと思います。ただ、私はそこまで気にせず、“作者様の世界感”ということで割り切り、全然大丈夫でした💗スラスラ読める感じの軽さはなく、作者様の世界感をジリジリ知っていきながら読み進める作品だったなぁ〜と思います。今までたくさんの漫画を読んできましたが、こちらは本当に独特ですね。淡々と流れるようにストーリー展開があるにも関わらず、重くてじとぉ〜としたダークな部分とDKならではの若さが見え隠れして、上手く奥行きが出てます。BLならではの、きゅんきゅん、可愛らしさ、エチ、きらきらファンタジーは全くありませんので、そちらをお求めの方には不向きです。ただ、男臭さ、男の友情、本能と共にある性欲(肉欲)に、真正面から向き合い描いてるヒューマンリアリティがあります。一味違うBL、癖のあるBLを読んでみたい方は、是非おすすめです。あっ、私が思う地雷を少し書いときます。未成年飲酒、タバコ、不倫、近親(ここは描写はほぼなく、設定であります)。
じっくりじっくり
2022年5月22日
じっくりゆっくり読む本。
表紙みて絵がイマイチと始め思ったけど、読んでくうちにかなり格好いい男で、絵にもストーリーにもはまってきます。
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名作、掘り当てちゃった
2022年4月13日
たまたま目にして惹かれて試し読んだら、もうダメでした。
気づいたら4巻読み終えていました。
あっさりと読める作品ではありません。
けっこう時間がかかりました。
と言うより、時間をかけて読みたい!と思いながら拝読しました。
ファンタジーじゃないBLを読んだなーと言うか、親密な人間関係の線引きのリアルを読んだなーと思いました。
そして偶然に読んだ名作にフォローさま方の素晴らしいレビューが付いてて、今作品を掘り当てた(?)自分グッジョブ!ってなってます。⤴︎⤴︎

カテゴリーは現在BLコミックになっていますが、以前は少年マンガだったのですね。
解ります。
広くBLに求められている少女趣味が一切描かれていません。
こんなに気持ちの良い潔さはBLでは読めません。
だけどちゃんと男同士の心と身体の繋がりを描いています。
BLを読んでいて予々胡散臭いと思っているのが、一生お前だけだ!という気持ち悪さ。
親友同士で付き合っちゃったら別れた時に側に居られない、とう女々しさ。
ゲイだから、ノンケだからとウジウジする謎の感情。
さらに、ここまでは友情でここからが恋愛だというリアルから乖離した境界線。
付き合ったてんだからどんな展開でも他の人とは寝ちゃいかんという現実的には寒い設定。
ソレはソレでイイんですよ?
女心に寄り添った創作物でソコを肥大化させて感情を揺さ振りにくるテクニックだし、まんまと揺さぶられてけっこうな頻度で泣いてますし。
なんなら名作と言われるBL作品には外せない要素だったりしますし。
けれどそういう胡乱なモノを一掃した先に、それでも泣かせるBL作品を描く作家さまがいらっしゃった!と言う感動です。
(作中の登場人物の名誉の為に、浮気してないです。てか付き合ってすらいませんので悪しからず。)

とにかくすごく面白かったです。
埋もれていい作品ではないと思います342
………
余談ですが、伊代ちゃんの代表曲を40年振りに声に出して歌ってしまいましたが、奥が深い!
と思ったら作詞は湯川れい子さんでした。なるほど。
語シスコ先生が好きならおすすめ
2022年2月3日
大好きです。1+1が2とは限らないところ。男同士の友情と、それでも男が好きな男の行く末。0をずっと0で割り続けるような、どこまで行っても交わらないような。
あとがきで作者のさかき先生が語シスコ先生と交友があるとわかってすごく嬉しかったです。
ここまで見せ合えてしまっている元DK2人の10年後、20年後には賛否あると思いますが、ニヤっとしてしまいました。
これは地雷にはならないな。
こういう作品、大好きです。
読んで欲しい作品!男同士の行き過ぎた友情
2021年7月2日
まず最初にこの作品を紹介していただいたフォローさんに感謝します。本当にありがとうございます!私だけでは、この作品に出会えなかったかも。読んで、もう、私の好みど真ん中で、これから絶対何度も読み返す作品だと思えます。内容はレビュータイトルに書いた通り、男同士の行き過ぎた友情のその延長上の関係を描いているものです。人間関係における家族、友達、恋人といったどれか明確に区分分けされた関係じゃない、唯一無二の間柄ってのが新鮮だし、純粋なBLとは一味違っていると思います。4巻の最後に作者様のあとがきがあるんですが、そこら辺の位置付けとか、どういう意図で描かれたとか、結構しっかり目に語られてるのでとても興味深かったです。青年誌掲載のBLということなので、男性読者向きな展開とかもあったりして、これは好き嫌いがあるかもしれませんが私は面白かったです。4巻にその後の描き下ろしが付いていて、これも読者的に賛否両論みたいですが、私的には有りだと思いました。有りというか、この描き下ろしがあってこその、この作品のような気もします。なので、読むなら全4巻キッチリ読んでいただきたいと思っています。タイトルにも付いている青春という言葉が、DK達の純粋さ、勢い、ノリ、浅はかさ、抑えられない性的欲求とかでそこかしこ感じられました。なんか、キラキラしたものを細目で見ているような眩しさです(笑)。メインの二人以外もすごく味があって、いい役割してますよ~。人間ができた友達以外にも、ズルい大人とか、あざとく計算高い女子とか。キレイ事だけじゃない展開が、ファンタジーBLとは一線を画して、完成度の高い仕上がりになっていると思います。こんなによくできた作品なのに、レビュー数の少ないこと!だから、私はもっとたくさんの方に読んでいただきたいなぁと思っています。ラブラブ純粋BLじゃないけど、読み応え重視の方には是非オススメします!
素晴らしい!!!
2021年6月19日
フォローしてる方のレビューを見て、気になり購入!もーとても素晴らしく私好みでした!ジャンルが青年誌の為自分で見つけるのは難しかったと思います!レビューしていただき感謝です! 始めはゲイとノンケの青春友情物語だったんですが、次第に関係がエスカレートしていき、 お互い友達以上の特別な存在に。体も合わせるんですが、あくまでも友達なのかな?ラブ要素は少ないんですが愛があります!!10年、20年経っても変わらない2人の関係がたまらんです!
もっと沢山の人に読んで欲しい!
ちゃんと青年誌のBL
2021年6月19日
面白かった!少女漫画の文法じゃないBLでした。ある意味リアルというかフィクションというか。青春そのもの。スタンドバイミーみたいな何か。恋愛漫画じゃないので、それを期待して読むとちょっと違ったってなっちゃうと思うので、これは青年誌で掲載していた高校生の青春漫画ということを念頭に読んだ方がいいかと思います。女子高が共学になって1期生の男子が異常に仲良いのは見知ってたのでやはり、と思いました。笑。男の子と女の子で面白いのが、女の子の場合逆にほぼ男子校みたいなところにいてももちろん女子同士で仲良くなると思うけど、それ以外に普通に男友達と友達になるけど、男の子って自分たちが少数派だと男同士でつるむばかりで女の子とは友達にならない人が多いのが面白い。男の子は優しいんですかね。話が逸れましたが、こういうお話面白いです。すごく良かった。恋愛にはいつか終わりが来るけど友情はそうじゃない。それを体現してくれてる。実際はそう上手くいかないのかもしれないけど夢を見させてくれる。この関係性は男と女では多分できないやつだと思う。女同士も難しいかも。自分の感覚だけど女の人は恋人が他人と肉 体関係持つことに生理的嫌悪感を感じると思う。NTRは男の人特有の癖な気がする。BLは浮気ネタ普通だけど、百合って浮気ネタほぼないし、あってもすごく覚悟の浮気というか浮気以上の何かというか。受け入れることはできると思うけど自ら歓迎はしないと思う。それができるのは男同士ならではな気がする。(と色々書きましたが、本編にそんな描写はないのでご安心ください!)男同士であることに意味があるBLで面白かったです。こういうのに憧れたんじゃなかろうか。
秀逸!
2020年6月27日
年代的には随分たっている作品のようですが、つい何度も読み返してしまいます 男の子の真っ直ぐな(安直で単純な)思考回路がいい!男子のパワーって本能と直結してるなぁと感じさせられて、そこが新鮮です 絵も個性的で骨があって魅力的 作者さんの画力の高さ! きっとこれからも読み返す作品だと思います
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男子高校生の友情の先にある関係性が尊い!
ネタバレ
2019年5月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ BL読者で未読の方に是非読んでいただきたい!
青年誌で連載されていたためカテゴリー的には青年コミックですが内容は青春モノのBLで…傑作です!!
ゲイの受けとノンケの攻めですが、それはあくまで身体の繋がり方であって、精神的に支えたり支えられたり、親友でありバディである、名称付けがたい尊い関係性です。周りの友人達やちょっと悪い大人達など、主人公2人以外のキャラも秀逸です。
キラキラした青春の後に10年後と20年後の大人になった2人が描かれているのですが、それがまたいい!!
どちらも素敵に年齢を重ね、よりリアルに、そして変わらず対等な関係が続いていて、きっとこのまま2人変わらずに生きていくのだろうなと感慨深かったです。
20年後のギフト…予想外のオチに天晴れ!!でした。
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ジャンル違うけど一応BL
2017年10月24日
あーもう、めちゃ好き。絵がちと雑いんだけど、それもまた味かな。読んでると慣れますw 内容重視!ホント、タイトル通り青春です。でも読んでくともっと深い。クールで色男でゲイの白洲(黒髪の方、受)と、能天気でおバカな友人の有田のお話。白洲が叶わぬ恋やらなんやら、色々とこじらせまくってて、切ないったらもう。皆の前ではクールで、ゲイである事すら軽いノリでネタにしてしまえるような人なんだけど、本当は結構ナイーブで寂しがりで壊れやすくて…そんな白洲を放っておけない有田君は、女の尻と友情を天秤にかけたりしつつも、なんだかんだ白洲の事でグルグル…。友情とラブの間、その微妙なラインをふらつく二人の関係が最高です。途中から、え?マジか…ってな感じで少し重め?の内容になるけど、有田がおバカなもんで、全然暗い気持ちにさせませんwサクサク読めます。読み終えるのが惜しくて…もっと見てたかったな。4巻で10年後と、更にその10年後の二人がみれますよ。10年後の白洲イイ男!
普通
2024年7月10日
無料の1巻のみ読みました。195ページありました。独特の雰囲気の作品ですね。DKで友達がゲイで…関係が進んできます。
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評価高いけど地雷
ネタバレ
2022年12月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 評価高いし半額クーポンあるからとお試しの気持ちで読みましたが、正直微妙でした。まず犯罪のオンパレードでしかもこういう奴いるんだろうなと思える絶妙なもので、不快感がすごく…それを上回る感動もエモさも無いので買ってちょっと後悔…。主人公たちは最初16歳で、そんな子供が当たり前のように飲酒喫煙、受は父親とは知らない実父に叶わぬ恋をしていて、その寂しさを埋めるためにおじさんと恋人関係になり、そいつに妻子が出来るけどこのまま関係は続けようと言われ1回切れるのですが、そのあと寂しさに付け込まれてまた関係し出します。その親父がバーの店主に高校生の開発してるんだと誇らしげに言っててめっちゃ気持ち悪い。他にも高校の指導教諭が攻めが憧れるマドンナと肉 体関係にあってしかも卒業と同時に捨てたり、受の父親は13歳の時に受の母親に手を出されてたりと、他にも性犯罪者が沢山出てきてしょっぱい気持ちに。子供も子供でクラスのボス的女の子が自分のプライドや自己満足のために攻めにデート商法をやれとけしかけ犯されるようにしむけたりメールで学校中にゲイだとキス写真をばらまいたりしててドン引き。極めつけは最終巻で二人の関係を変えたくないという受に攻めが、本能で好きなんだからごちゃごちゃ考えないで恋人になろう的な説得をしていい感じになるのに、そのすぐあと憧れのマドンナに駆け落ちしようと誘われて行っちゃうんですよ!しかも女には男が必要な時があるとか意味わからんメールを受に送り付けて!もう信じられん…ドン引きでした。そのあと結局マドンナに宿を追い出されて、寒空の下お前に会いたいよと受けに電話する攻め…こいつは、一体…。最後大人になった2人も出てきますがやっぱりよく分からん駆け引きをしてて最後の最後まで楽しめませんでした。
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作家名: 黒娜さかき
ジャンル: BLマンガ
出版社: 小学館
雑誌: IKKICOMIX / 月刊IKKI