前半は、よくあるほのぼの癒やし系オムニバスか…と、途中で読むのやめようかと思ったのですが、珈琲屋さんの話にシフトしていく後半は面白かったです。「凪のお暇」から知った作者さんですが、初めて凪のお暇を読んだ時には、可愛らしい絵柄に反して世の中の色んな人たちを割とバッサリ風刺しているのが面白かったのですが、今回も似たような感じでやや食傷気味となりました。先が読めない展開を楽しむ作品かなあと思ったのですが、この作者さんの作品が初見ではない分、どんな予想外の展開がくるのかなと期待値が上がっていたのだと思います。あと単純に絵が独特すぎて、中身とのギャップに途中で酔った感覚になってしまいました。これはもうただただ好みだと思います。