ネタバレ・感想あり淡島百景のレビュー

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最終巻でずっしり来る
2024年8月24日
志村貴子先生の商業本は全部読んでます。
作者さんが年齢を重ねてきたのもあると思いますが、今まで読んだ志村作品の中で一番重かったです。
作中人物からも産みの苦しみが想像できるメタ構造に震えました。しかし志村先生のサラッと美しい絵とリリックで深刻になり過ぎず、お話も希望の残る終わり方で良かったです。
すごく丁寧に考えられたお話なのだと随所に感じました。5巻だけでも色んな人に読んで欲しい。

登場人物や時代がコロコロ入れ替わるので、「この人誰だっけ」で既刊を読み返すことがけっこうありました。自分は志村作品が好きなのでそういう作業もいい時間だったと思います。
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読後の充実感
2024年8月7日
完結してから購入して、イッキに読みました。
1話、1話が読み応えありで、登場人物も繋がっていておもしろかった。読後の充実感、半端ない!良い作品に出会えました。
良い作品でした。
2024年6月9日
少女たちの夢、希望、嫉妬、葛藤、悔恨、そして、またまた夢。
全てが詰まった作品でした。
登場する少女たちがとても魅力的。
書籍でも購入しようと思います。
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未完だと思わなかった笑
2023年11月19日
作家さんが大好きで購入。狭い世界の中で、美しくて意志が強い、我が強い少女たちが集まって、その内側で起こる色んな微細な感情がみずみずしく描かれていて、とても面白いです。まさかまだ終わってないと知らなかったので…完結を待ちます。本当に個人的なことだけど、購入後に社会的なニュースもあったりして自分のタイミングの悪さに笑いました。
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一話も飽きることのない連作集
2021年2月13日
志村貴子さんの作品は何冊か読みましたが、中でも淡島百景が一番好きです。一つの学校を舞台にした短編集ですが、登場人物が過去現在も交えて繋がっていき、連作のようなまとまり感があります。どのお話もぐっとくる要素があり、静かな随筆のようでありながら、全く飽きることがありません。反面、単話完結なので読み指すこともでき、落ち着いた気持ちでゆっくりと読むことができます。ふとした時間に志村作品を味わいたい方におすすめです。
志村調
2020年10月12日
歌劇団作品は数あれども、ミーハーな気分だけではなく青春物語のキラキラもあり情けない部分も描いたり…そんな柔らかな作品は、これしか知らない。
「〇〇〇ヅカ」は繰り返す。
2024年9月8日
若い女性達の青春群像ですが
どうしてもあの団体をモチーフとした話で
ヘアアイロン事件のようですね。
加害者側は「ハンティング感覚の遊び」の様な「犯罪」なので
事件の後も平気で生活している「醜い喜劇」の様です。
そして旭川を始め色んな形で繰り返されていくのかと鬱になります。
永遠のテーマかもしれません、どこぞの知事さんも・・・

重いテーマですが被害者と加害者だけでは無い視点の表現は
素晴らしかった。お薦めです。
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4巻は
ネタバレ
2022年8月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 4巻はちょっと薄味と言うか次巻へのフリなのかな?と言う感じがしました。
5巻で完結らしいので。
完結したら1巻からまたまとめて人物相関図書きながら読み返したいと思います。
女同士の人間関係難しい。今回絵莉にイラっとしました。
澤乃井と別れてるわけでもないし勝手に押しかけてきて勝手に謝って絵を送り付けるって本当に自分本位すぎw
いいです
2020年3月4日
1巻を読んでのレビューです。

宝塚を連想させる寄宿学校をめぐる百合系の群像劇ですけど、黒地に白い字で抜かれた心中独白、その合間に入る綺麗な人物カットがとても効果的。

青い花がお好きな方はきっと気に入るのではないでしょうか。あの「藤ヶ谷女学院」もでてきますし。
読みづらい
2021年1月4日
話が淡々としており、登場人物が多いのと場面がよく切り替わるのとで、どうにも読みづらく感じて読むのを途中で止めた。
過去にもいくつかこの作者さんの作品を読んだことはあるが、これが一番読みづらかった。
どちらかというとドラマチックな話が好きなので、ふんわりとした作品は感情移入しづらく、苦手なのかもしれない。
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作家名: 志村貴子
出版社: 太田出版