なんか最初の方にもうどうなっていくかがわかってしまってあまり楽しめなかった。
予想ができてしまう場合でも、何かが起こるのか起こらないのか、
それが重いのか軽いのか、などなど展開次第で感情が揺さぶられたりしてそれが結果的に「面白かった」になると思いますけど
残念ながらそういうの何もなかったかな。
だって、同性のノンケ、恋愛感情もなく年一で会うのを10年も律儀にやり続けるってそもそもあり得ないですし。
めんどくさくてやってられんだろ普通。彼女いるなら尚の事。
全体的にしっとりした感じで二人ともなんか大人しい。まぁリアルと言えばリアルな人物像ですが
だからこそあまり盛り上がりどころもなく。
ダメなんじゃないんです。いい話だね、とは思います。長年の片思い実ったしハピエン大好きですし。
絵が悪いわけでもない。
人物(特に本作品だと颯)の心情まで早い段階で予想できてしまうと、やっぱあまり楽しめないかな。
凄く良かったり、面白かったりした場合余韻に浸ったりすぐまた読み直したり、数日間気づいたときに何度も読んだりするんですが
これは読み終わった後「うん。」と言ってそれきり読んでません。
もうちょっと深みがあればねぇ。