失恋から始まる、片思いの1年間





2018年6月14日
“文学少女”シリーズ完結後の外伝作品。私は“文学少女”シリーズの愛読者だったため、その後の作品世界に触れることができたのは大変嬉しかったです。
本編ほど個々のエピソードに構成に厚みはないものの、本作にはまた別の魅力があると思います。
まず新主人公の菜乃は、登場したそのときから失恋を余儀なくされた少女です。
彼女は自分の恋に向かってまっすぐに、本当に頑張りますが、その想いが叶うことはありません。
彼女が彼と過ごした1年間、彼女が全身全霊で恋をした1年間にどれだけの意味があったのか、それをどれだけ彼女が価値あるものに成し得たか……。
大切な人との別れを予感したとき、実際に道が分かれたとき、私は何度もこの作品のラストシーンを繰り返し読んだものでした。
誰かを好きになったことや、大切な人と過ごした日々がどんなにかけがえないものであるか。
そしてそれを失った新しい世界に踏み出していく勇気を与えてもらいました。
“文学少女”シリーズと共に、私にとって大切な作品です。
本編ほど個々のエピソードに構成に厚みはないものの、本作にはまた別の魅力があると思います。
まず新主人公の菜乃は、登場したそのときから失恋を余儀なくされた少女です。
彼女は自分の恋に向かってまっすぐに、本当に頑張りますが、その想いが叶うことはありません。
彼女が彼と過ごした1年間、彼女が全身全霊で恋をした1年間にどれだけの意味があったのか、それをどれだけ彼女が価値あるものに成し得たか……。
大切な人との別れを予感したとき、実際に道が分かれたとき、私は何度もこの作品のラストシーンを繰り返し読んだものでした。
誰かを好きになったことや、大切な人と過ごした日々がどんなにかけがえないものであるか。
そしてそれを失った新しい世界に踏み出していく勇気を与えてもらいました。
“文学少女”シリーズと共に、私にとって大切な作品です。

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Kenta さん
(女性/40代) 総レビュー数:203件