このレビューはネタバレを含みます▼
ただのBLではなく、タブー(成人男子が小学生に手を出す違法)に切り込んだテーマなので、正当化や美化の仕様がないだろうに、どう締めくくるのか気になりました。(漫画だからそんな真面目に考えなくても良いのだろうけど)。。
元来その性格と素質や性癖趣向の持ち主達ならば巡り合うべくして彼ら(舞父、ケイ、ゆい)は出会えた(類は友を呼ぶ)と腑に落ちます。
ただ、舞は父親の影響で男全般(父性愛、男女愛)に幼少期から失望したまま育ったためにか同性愛となっています。舞に限っては親がまともならいわゆる(普通の女の子)として生きていたのかもなあと思うと不憫に思えます。
憶測ですが作者の意図は(図らずも環境のせいで自他共に描いていた人生設計や価値観が変わらされても本人の意思次第で軌道修正可能なのでそこを読み解める人だけ読んで貰えたら)と言われてるような感じでしたね。
舞父が良い例で(今はもう新しい家庭を作っていた)
のは別に舞父の性癖が矯正、更生された訳ではないし、又それが(普通の新しい家庭こそ正解です。ゴールしました。)でも無く、(性癖ありきではあるが、現役引退しただけ。自分が生きやすく分かりやすい社会の枠に入って安穏な老後を選択したに過ぎないのでしょうね。
誰もが選択の連続の中で(我が道を行く)件に関しては筋が通っていますから後味は悪くはないです。