文房具ワルツ
」のレビュー

文房具ワルツ

河内遙

人やモノが愛おしくなる

2019年1月7日
文房具が小ちゃな妖精みたいにあれこれ言っているのが可愛くて、また使われない文房具たちの切なさも伝わってきてじーんとした。こんなふうにモノに魂が宿ってるのかも…と想像して、改めて身の周りのモノたちが愛おしく思えてきた。人間の登場人物たちもみんな魅力的で、文房具と人間側それぞれにドラマがあり楽しく読んだ。ドラマチックな展開はないけれど、読後は爽やかであたたかい気持ちでいっぱいになった。
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