このレビューはネタバレを含みます▼
月影→逃げ水の順で読んで、とのレビューを参考に
今回改めて読み返しました。
ただのbl作品ではない時代の流れに翻弄されながらも
愛をなんとか手繰り寄せながら生きながらえていく、長い長い清人の人生物語でした。
初恋の先生とはその後一度も
逢えなかったのかしら、とか
山口はやはり帰っては来なかったのか、など
自分の祖父母から聞いていた思い出や激動の
時代背景とも重なり合わせながら
今回もう一度読み返しました。
こうした時代を感じられる作品は大衆受けは
しにくいかもしれませんがいつまでも
あり続けて欲しいと切に願います。。
大好き、と言うより大切にそっと引き出しの奥に
隠して置きたい、そんな作品です。