ある意味純粋





2019年7月28日
読み始めた時は光の想像以上に強い春樹への執着した行動に驚きましたが、最終巻まで読んで思ったことは、光の気持ちは一見歪んでいるように見えますが、もとを辿れば純粋な気持ちなんじゃないかと思いました。
光はその麗しい見た目から、女性から常に視線を感じたり性的なことをされることによって人間不信に陥っていく中、唯一心を開けるようになったのが春樹。
他の女性たちと違いなんの下心もなく、ただ親切心で自分を助けてくれた春樹に初めての感情を抱きますが、この時の気持ちは執着でもなんでもなく純粋に恋心だったんじゃないかと思います。単純に恋心とまとめていいのか分かりませんが...
たまたま初めて好きになった人が義兄だっただけ。しかし世の中の常識的にはあり得ないし、初めて信頼し好きになった人は最初から自分を恋愛対象として見ていない事実と、春樹しか自分を理解してくれないという思い込みが光の執着心をここまで育てあげたのかなと思います。
行き過ぎた行動を春樹にしてしまいましたが、光も可哀想な子だと思います。春樹以外に信頼出来る人と出会えなかったから。もし他にも信頼できる人が出来ていたら、ここまで依存しなかったんでしょうね。
春樹も可哀想ではありますが、全力で拒否しようと思えば出来たはず。優しさゆえに拒否出来ず光にされるがままになってしまいましたが、自分が選択し行動したことなので、この結果は一概に光だけのせいとも言えないと思います。
最終的に2人はまた一緒に過ごしたりするようになりますが、春樹の方は許されたいから一緒にいるのか、はたまた情があるため一緒にいるのか、どんな思いでまた光と過ごしているのかははっきりと分かりません。ですが穏やかな日々が戻りつつある後日談を見て、これが2人にとって最良の形なのかなと感じました。
先輩も2人に振り回され続けましたが、いつか誰かと幸せになりますように...
光はその麗しい見た目から、女性から常に視線を感じたり性的なことをされることによって人間不信に陥っていく中、唯一心を開けるようになったのが春樹。
他の女性たちと違いなんの下心もなく、ただ親切心で自分を助けてくれた春樹に初めての感情を抱きますが、この時の気持ちは執着でもなんでもなく純粋に恋心だったんじゃないかと思います。単純に恋心とまとめていいのか分かりませんが...
たまたま初めて好きになった人が義兄だっただけ。しかし世の中の常識的にはあり得ないし、初めて信頼し好きになった人は最初から自分を恋愛対象として見ていない事実と、春樹しか自分を理解してくれないという思い込みが光の執着心をここまで育てあげたのかなと思います。
行き過ぎた行動を春樹にしてしまいましたが、光も可哀想な子だと思います。春樹以外に信頼出来る人と出会えなかったから。もし他にも信頼できる人が出来ていたら、ここまで依存しなかったんでしょうね。
春樹も可哀想ではありますが、全力で拒否しようと思えば出来たはず。優しさゆえに拒否出来ず光にされるがままになってしまいましたが、自分が選択し行動したことなので、この結果は一概に光だけのせいとも言えないと思います。
最終的に2人はまた一緒に過ごしたりするようになりますが、春樹の方は許されたいから一緒にいるのか、はたまた情があるため一緒にいるのか、どんな思いでまた光と過ごしているのかははっきりと分かりません。ですが穏やかな日々が戻りつつある後日談を見て、これが2人にとって最良の形なのかなと感じました。
先輩も2人に振り回され続けましたが、いつか誰かと幸せになりますように...

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やた さん
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