嫌い、大嫌い、愛してる。
」のレビュー

嫌い、大嫌い、愛してる。

ARUKU

良い

2019年9月8日
まさに映画のような一冊。
昭和50年代、物悲しく廃退的な雰囲気で、前半はとにかく痛い。
凍月と奏の関係だけでなく、親、介護、妻、職場恋愛、田舎町と周りの問題も絶妙に絡んで、二人の感情や立場が交錯していく様子は圧巻でした。現実ではあり得ない描写もありますが、たくさん間違いながら掴んだ二人の幸せを見ることが出来て良かったです。
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