ヒーローってシンプル





2019年10月13日
これは…名作ではないでしょうか。すごかった…
深淵を覗くとき深淵もまたおまえを見ている、ではないですが、相手を知りたい、相手の深いところに入りたい、と思ってしまったとき、自分自身とも深く深く向き合わなきゃいけなくなってしまうという高校生たちのお話です。途中、大人の先生が、おれの手に負えない、みたいなことを言ってしまう場面がありますが、その高校生たち、メインで出てくるマリア(有馬)にはそれくらいの“過去”と“傷”が存在します。そのマリア(有馬)と向き合うのが、主人公である大河です。大人の先生でもきついのに、まだ高校生の子が背負うには重すぎる過去、向き合うにはしんどすぎる心の葛藤。それを突破していくのは、一貫して明るい大河の心、深い愛情だったと思います。人の心はとても複雑で、男らしさだ女らしさだも明確なものはなくて、その扱いの厄介さに何も手出しが出来ないように思えることも、とにかく目の前にいる好きな子をまるごと全部包みこむでっかい愛を持ってる。そのシンプルさが強いなとしみじみ思いました。最後はピュアな恋も待ってたし、これからは頭空っぽにしてたくさん愛とか夢とか詰め込んでほしい。幸せな姿をもっと見てみたいです。
深淵を覗くとき深淵もまたおまえを見ている、ではないですが、相手を知りたい、相手の深いところに入りたい、と思ってしまったとき、自分自身とも深く深く向き合わなきゃいけなくなってしまうという高校生たちのお話です。途中、大人の先生が、おれの手に負えない、みたいなことを言ってしまう場面がありますが、その高校生たち、メインで出てくるマリア(有馬)にはそれくらいの“過去”と“傷”が存在します。そのマリア(有馬)と向き合うのが、主人公である大河です。大人の先生でもきついのに、まだ高校生の子が背負うには重すぎる過去、向き合うにはしんどすぎる心の葛藤。それを突破していくのは、一貫して明るい大河の心、深い愛情だったと思います。人の心はとても複雑で、男らしさだ女らしさだも明確なものはなくて、その扱いの厄介さに何も手出しが出来ないように思えることも、とにかく目の前にいる好きな子をまるごと全部包みこむでっかい愛を持ってる。そのシンプルさが強いなとしみじみ思いました。最後はピュアな恋も待ってたし、これからは頭空っぽにしてたくさん愛とか夢とか詰め込んでほしい。幸せな姿をもっと見てみたいです。

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