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石塚真一

夢中で最終話まで読みました、泣きながら

ネタバレ
2020年1月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 阿久津君が事故った所から、最終話に向けての話が大きく展開し始めます。それまでとは流れも雰囲気も変わるので、ちょっとビックリします。でも残りの巻数からして、「最終話に向けて動き出したな」という感じです。その時から作者さんは、三歩の最期はやはりエベレストで、と決めていたのでしょう。三歩は北アルプスを出て、ヒロイン久美ちゃんとのロマンス展開の読者の期待?も全てを吹っ飛ばして、世界最高峰で三歩らしい怒涛の救助を展開し、読者に山の魅力と厳しさを自身の命を持って教えてくれます。間違いなく名作です。何度も涙が出ました。でも、最後に言わせて下さい・・・「なんで三歩を殺しちゃったんだー!!バカヤロー!!もっともっと活躍を見たかったのにー!!うわーん!!!三歩を返せー!!!」
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