構成が素晴らしいです!





2020年2月18日
表紙を見かけたときに、好みの受けと攻めっぽいなと思い、気軽に試し読み、これは‥良作の気配がする!と即購入。ヤクザモノは内容が薄っぺらかったりと当たりハズレも大きいですが、その中でもこれは買って正解でした。
題材が題材なだけに、始終仄暗い感じが消えないですが、それゆえ、片岡の掴み所のない飄々とした態度や、言動の中に垣間見えるふとした本音や懐の深さ、いろんな出会いのエピソードが一層際立ち、作品のアクセントになっていたように思います。小田島の葛藤や二人の関係性も丁寧に描かれ、付箋の回収もしながら、読者を置いてけぼりにすることなく、最後まで読ませてくれる作品でした。
題材が題材なだけに、始終仄暗い感じが消えないですが、それゆえ、片岡の掴み所のない飄々とした態度や、言動の中に垣間見えるふとした本音や懐の深さ、いろんな出会いのエピソードが一層際立ち、作品のアクセントになっていたように思います。小田島の葛藤や二人の関係性も丁寧に描かれ、付箋の回収もしながら、読者を置いてけぼりにすることなく、最後まで読ませてくれる作品でした。

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