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石塚真一

あまりにも救いがない

2020年5月27日
連載当時、大学生のころ読んでいました。最終巻はファンの阿鼻叫喚がすごかったですね。山岳部に友人がいましたが、部内はお通夜モードになっていたらしいです。それにしても山は怖い。それを押さえて余りある魅力があるのでしょうが、いっそ知らない方が幸せなこともあるのだろうなと感じるほど、この漫画は自然の怖さを教えてくれると思います。
連載当時も思っていましたが、絶対にこの人には助かって欲しい!この人を助けて欲しい!と思う要救助者ほど亡くなりますね…。みんな助かって良かったねめでたしめでたし!では本当の山の怖さは伝わらないというのは、もちろん頭では分かっているのですが、いかんせんナオタが可哀想すぎて……辛いです。
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