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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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  • 鯛代くん、君ってやつは。

    ヤマダ

    最高でした(過去形)
    2023年9月21日
    キャラ設定は最高、絵もしっかりしてる、ギャグもキレてて展開もじりじりするところと一気に距離がつまるところ、緩急あって尊いな~!!!というのが、最初の評価でした。
    「ハイスペ陰キャ」「生真面目な俺様キャラ」「小柄カワイイ強気受け」というバランスがよかったのに、3巻の途中からちょっと雲行き怪しくなり、新刊はあーやっぱりこの展開になったかというガッカリ感でいっぱいです。このマネージャーを出したい(=瀬賀とカップルを組ませたい)がために鯛代くんのお姉さんを出してきたんだろうなと傍目にもわかりました。初めからちょこちょこ出してフラグ立ててなかったところを見ると、思い付きで描いたようにしか思えなくて残念です。数年前から構想していたと言われても、読者にとってはポッと出のキャラなわけで…。いきなり主要メンバーみたいな顔されて戸惑うばかりだし、作者さん的には鯛蛯よりめーサムの方が描くの楽しいんだろうな…と思えるくらいの気合いの入りよう。それがダメとかじゃなくて、数巻しか出ていない作品の、まだくっついていないメインカプ差し置いてこれだけページとってやることではなくないですか?心より先に体が繋がっちゃって…みたいなカップルだとしても、それはタイトルカップルより優遇されることですか??
    大多数の読者は「よくあるイケメン同士の大人BL」ではなくて、ヤマダさんの描く『怖い顔で誤解されやすいけど本当は一途で可愛い鯛代くん』と『そんな鯛代くんに少しずつほだされながらも素直になれない蛯原』の「じりじり、もだもだ、イチャイチャ」が読みたくて購入するのだと思います。
    大人の余裕&色気たっぷりなマネージャーと完璧主義な美形大学生モデルのなんだか刹那的でオシャレな芸能界BLがやりたかったならスピンオフでやればよかったのに。このあと瀬賀はどんな顔でカスミちゃんとやり合うの?
  • 穏やか貴族の休暇のすすめ。@COMIC

    百地//さんど/8KEY/孫之手ランプ

    見える…見えるぞ…
    2023年8月26日
    2巻まで読んだのですがダメでした。BLは嫌いじゃない…というか好きなのですが、出てくる皆々が登場早々にサ~ッとBLに巻き込まれていくので笑っちゃいます。ジャッジを例に出すと、品物売ったり鑑定したりの数ページにしか出ない→「護衛として来てほしい!リゼルさんたちが…いい…🖤」ってなんでやねん!!!みたいな。
    こういう匂い系に近い作風は小説だと地の文の言葉を尽くして表現しやすいのですが、漫画にとっては苦手な空気感なんですよね。
    このあともちょっと新キャラを見るたびに「作画に力入ってるな。この人も急に何やらイイ雰囲気になって意味ありげなコマ割りに処されるんだろうな」って想像がつきそうで離脱しました。主人公の仕えてた王ってのもきっとさぞ執着心の強いスパダリ系なんだろうな…みたいなのが目に浮かぶので。
  • 貴族から庶民になったので、婚約を解消されました!

    大岩ケンヂ/小鳥遊 郁/椋本夏夜

    大筋は面白いんだけど…
    2023年4月3日
    絵柄は割と好きです。瞳だけなんでこんな下書きか?ってレベルで薄らボンヤリ描くのかわかりませんが……
    ヒロインについては、庶民になると決めて丸一年あってやったことが料理と生活+身体強化魔法で、いざ庶民の家にいったら「魔石はないの?」って、もうちょっと注力するべきことあったよねとツッコミたくなります。特に、丁寧に薪オーブンの使い方を説明されて「……魔法でやろ!」ってなったり、お風呂がないのを「えー、他のみんなも食器も部屋もクリーン魔法できれいにしよ!」になったり、カルチャーショックというより見下してる感がちょっと鼻につきます。馴染もうというより、生活のチート魔法で楽に暮らせる方を選んでる感じ。これならチェンジリングのことなんか忘れて案外生まれつきの庶民として楽しくやっていけるのでは?
  • 瓜を破る

    板倉梓

    意外とおもしろいけど
    2021年8月19日
    3巻は引き伸ばそうとしてか他人のエピソードで穴埋めしてる感じ。当の主人公の恋愛模様は遅々として進んでいない。
  • 悪役令嬢ルートがないなんて、誰が言ったの?

    あさここの/ぷにちゃん/Laruha

    内容は悪くない
    2021年8月6日
    散々にありきたりな、ファンタジー系乙女ゲームの悪役令嬢転生もの。絵はきれいだし、コマも引っ掛かりなく読めるけど185Pで737円という価値はないかな。
  • あなたに溺れてしまえれば~身代わり花嫁~

    美波はるこ

    これは星1以外ない
    ネタバレ
    2021年6月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 無料1巻のみ。これほどまでに「無料でよかった」と思えた作品はなかなかありません。
    主人公が働く結婚式場で元カレが別の女と結婚することになりました、当日その女は現れず成り行きで主人公と元カレが形だけ結婚式をあげることになりました、というシチュエーションはまあナシではないと思う。が、それ以外の要素が全て胸糞。こんなゴミクズと結婚すんの?主人公いろいろと大丈夫そ?としか思えない。
    一番気持ち悪いなと思ったのが「真夜中に他に行くとこないって相談してきたんだ」「だからって泊めることないでしょ」「お前だったら帰れって言えるか?一人になりたくない他の人に知られたくないって泣いてる奴に」っていやいやいやいや!!!言えますけど!?言うしかないでしょ!?恋人いるんだから!!!!!!こいつ結婚しても相談女に引っ掛かって泊めてバレたら「帰れって言えるか?」って言うよね!!!?甘えすぎてた、と反省するならそのまま二度と会わないくらいしないと駄目じゃないの!?と怒涛の感想が私を襲いました。
    誠意が何もない彼氏とより戻して幸せハッピーですか…よかったですね…。読後感最悪でした。
  • 青野くんに触りたいから死にたい

    椎名うみ

    アフタヌーンの真骨頂
    2021年5月21日
    初期から追ってます。大体の漫画は主人公の設定やシチュエーションや作風から「あーここからこうなるんだろうな」とわかることって多いと思うんですけど、この漫画はそれをとにかく裏切ってくる。ちょっと下手な絵と冒頭のお花畑なストーリーから、こんな身震いするようなホラーになるなんて誰も思わなかったはず。ホラーなのにラブコメで、ラブコメなのにミステリーで、ミステリーなのにすごく切ない。登場人物全員に幸せになって欲しい。はじめは絵がなぁ…と思ってたけど、今となってはこの絵柄じゃないとダメ。(笑)
  • 光と影

    ひおん/RYU

    面白いけど星2
    2021年5月18日
    縦読みを念頭に作られた漫画なのか、コマが紙芝居みたいにぶつ切りで臨場感がない。背景も描き込まれてないので、学園祭の劇でも見ているみたい。最近隆盛を極める韓国漫画っぽいかな。人物は綺麗だし話は結構面白いと思うんだけど、199ページで1000円という価格だと考えると…。2巻以降はセールにでもなってないと買わないと思う。
  • 聖女のはずが、どうやら乗っ取られました

    吉高花(「オーバーラップノベルスf」刊)/じさま/

    絵もストーリーも
    2021年5月5日
    詰めが甘いというか、雑な印象を受けました。
    冒頭に主人公が「チートでご都合主義な世界の乙女ゲーム」を「ヌルすぎて飽きた」と言うシーンがありますが、なんのなんの。こちらもしっかりとチートでご都合主義な世界観の漫画です(笑)。立ち読みは面白そうだったのに、癒しの魔術といいつつ攻撃にも転じるチート魔法を持つ主人公、魔力の高い隷属魔獣、万能で進行的にも便利そうな神父、恐らく出自がいいのであろうイケメン、と1巻で揃ってしまいました。
    内容自体もストーリーは堅実というか手堅い面白さがあるのに、ギャグにしなくてもいいところまでギャグにするので読んでいてうんざりしてきます。原作がそうなのか、作画の段階でそうなったのかは分かりませんが、もうちょっと丁寧に作って欲しいです。
    絵は、若い主人公やイケメンは綺麗ですがそれ以外は微妙かな。特に神父は、人を描いてヒゲとシワと傷痕を足しただけ。髪も手も若者のそれです。こういうところの書き分けがうまいと入り込めるのですが…。背景はたまに変なパースもありますが、安直にトーンに逃げず誤魔化さずに描いてあっていいと思います。新刊は悩む。
  • 汚部屋そだちの東大生

    ハミ山クリニカ

    期待していた分ガッカリ
    2021年5月5日
    汚部屋&毒親育ちの女の子が東大生になりやがて自立するまでを描いた自伝的な漫画です。が、いかんせん内容が薄すぎ。1巻660円で130ページという強気な値段設定ですが、絵もストーリーも1320円分の内容ではないです。受験勉強も「空調設備のない家で、丸めた布団を机がわりにやってました」以外のことは何も書いてないし、大学生活もさらっとだし。どう逆境をはねのけて(あるいは親に支配されて)受験競争を戦ったのか、そこにどんなマインドがあったのかは一切触れていなくてがっかりしました。このタイトルで東大ならではのエピソードが描かれてないのはちょっと卑怯な印象です。「汚部屋そだちの東大生」ではなく、例えば「汚部屋そだちの大学生」というタイトルでもまったく問題ないですね。
    それから、調べたら作者のハミ山さんは毒親育ちであることを取材などで公表されていますが、高校卒業→東京藝大中退→東大卒業という華々しい経歴とのこと。藝大を辞めたのも「生物学をモチーフにした作品を作りたいと思い、東大で学ぼうと思ったから」という能動的な理由からだったようですし、東大時代も「漁船や狩猟や野宿」だったりとそこそこ自由に楽しんでいたようです。もちろん「自伝漫画です」と謳っているわけではないので問題ないのですが、この作品の「ゆうちゃん」から受ける印象とは大分違うように思えました。(もちろん、ご本人が家庭環境にめげず努力したことを否定するわけではまったくなく。)
    少し脱線してしまいましたが、やはりタイトルから連想される内容ではなかったことが期待外れでした。
  • 転生先で捨てられたので、もふもふ達とお料理します~お飾り王妃はマイペースに最強です~(コミック)

    もにつなのに/桜井悠

    新刊マダー?
    2021年4月26日
    人物絵は確かにやや下手レベルですが、その他の要素で十分に漫画としての魅力を挽回していると思います。出てくる動物が妙に愛くるしい。表現力もあるし丁寧です。絵だけ美麗で、雰囲気でごまかすタイプの作画より私は好み。パッと見の絵柄はまだ伸び代あるので、一読での評価としては低くなっていますが好きな人には刺さるタイプの漫画だと思います。新刊を楽しみにしてるのですが、まだ出ませんね。
  • カノジョは今日もかたづかない

    加納梨衣

    大人のための少女漫画
    2021年4月15日
    大好きだった少女漫画の主人公の年齢を、いつの間にか大きく追い越してしまった(私含め)みなさんへ【朗報】です。この漫画、ちゃんと「アラサー用の少女漫画」です。
    年齢を重ねてライフステージが変わったからって「ドロドロした人間関係」「妙に現実感のない展開」「何かといえばすぐ性的なシーン」の漫画ばかりが読みたいわけじゃない、そんな人にオススメです。なんたって、絵柄や設定はちゃんと大人仕様ですが「態度の悪いアイツを気付いたら好きになってた」という王道の少女漫画ですから。
    隔月連載だからこその作画とストーリーの完成度だとは重々わかっていても、とにかく続きが読みたくてうずうずします。これは働くアラサー女性みんなに刺さるはず。働けば働くほど仕事を押し付けられる。それをこなすので手一杯で、身綺麗にはできても部屋まではとても手が回らない。とてもじゃないけど彼氏なんて構ってられない…分かりすぎて読むのに辛ささえ覚えましたが、その分、深川くんとのコンビの「何とかなる」感がいいですね。
    私は「仕事もバリバリ」「容姿もバッチリ」「性格も◎」という隙のないキャラがあまり好みではないのですが、あいなは嫌みがなくて純粋に応援したくなる。はやくくっついてほしいけど、あいなの右往左往・試行錯誤ぶりをずっと見ていたいような漫画です。
  • マスク男子は恋したくないのに

    参号ミツル

    商業作家の上澄みをさらったような作品
    2021年3月20日
    評価はよかったけど個人的には読み返さないだろうな、という感想でした。pixiv発ということは当初は刊行のつもりもなく好き勝手に描き始めたものだろうし、もともと商業化するにはいろいろと"弱い"作品だったかな…。主人公も他キャラもトラウマエピソードが「えっそんなので?」って感じだし、主人公はすぐ懐柔されてすぐ自分の恋心に気づいてすぐイチャイチャラブラブ路線だし。もっと一触即発な強気受けが見たかった。背景描写ではなく、モノローグで直接的に心理を語っているところが多いのも稚拙な印象。内容も、二人が早い段階でくっついたあとは「学園祭でコスプレ」「二人してロッカーに隠れる」「みんなで来てるお祭りを抜け出す」とか一通り描きたいことを描いてるというだけで、二人の関係のために描く必要性みたいなものを感じるシーンはあまりなかったかな。あとは「当て馬と主人公の少女漫画のような絡み」と「やたら迅速に事情を理解して恋路を応援してくれる女友達」も含めてどこかで読んだ設定やシチュエーションでページを埋めてる感じです。画風も、パッと見はきれいだけどよくみると違和感ある、みたいなコマが少なくない。
  • 【衝撃】推しの美容系配信者が客として来た結果、、、【電子版限定特典付き】

    うり

    合わなかった
    2021年3月10日
    トントン進んでなんだかなって感じ。配信者軽すぎじゃない?
    「小林先輩は~」が良かったので買ったけど、ギャグも作画もこちらは微妙。
  • それでも愛を誓いますか?

    萩原ケイク

    萩原ケイクに外れなし
    2021年2月28日
    こちらも木更津くんも続きが気になってたまらない。とくにこちらはシーンの切り替えや決めシーンの演出なんかも含めて好き。小物や背景による心理描写がうまい。
    内容としてはレスにありがちなモヤモヤしてる間に若い男が気になってという感じだけど、この若い男=真山くんが現代的な考え方と反倫理な感情に挟まれて葛藤していてとにかくかわいい。ゲームにかこつけて連絡してくるのがキュンキュンする。真山に惹かれるけどなんとか軌道修正を図ろうともがく主人公は倫理観がしっかりしていて好感持てるけど、どう考えても真山の方がいいと思うよ…。薄給でも、働く意欲が薄くてもいいじゃない。子どもが欲しいと望む妻を35にさせといて「何も考えてない訳じゃないよ」「目先のことしか考えてなくて悪いか」なんて言える夫なんかよりよほどいい。脇が甘くてキスされるわ、女と出掛けてその子どもを肩車するわなんて男は、悪意がなかろうが浮気としては有罪でいいんじゃないの。
    この漫画は、すったもんだして結局夫婦の絆が深まりました~的なあるあるな結末にならないで欲しい。こんなに感情移入できて、応援できるカップルもそうないと思う。真山くんがんばって…
  • モジコイネネコイ

    佐藤ざくり

    最初は面白かったんだけど
    2021年2月28日
    皆さんいうようにお母さんの恋がなぁ…。いや、恋してもいいんですよ。存分にしてください。ただ、娘の彼氏の兄弟とか、それが干支一周年下とか、スルスルうまくいく描写とか、どれだけページ割くの?って感じとか、配慮がなくて気持ち悪いかな。チラッと「お母さんも恋してまーす」ならいいんだけど、こうもガッツリ読まされると…アラフォー版の少女漫画ならむりやりティーン誌で入れ込む必要ないよね、と思えてきます。マーガレットじゃなくてクッキーでやってくれ。
  • ダウト 私が夫を愛するほど夫は私を愛してない

    はやしだちひろ

    スカッとはしない
    2021年2月23日
    これ不倫相手が早々に馬脚を露したんで夫も引いちゃったけど、もっと上手くやってれば完全犯罪でしたよね。したたかな女に妻はどう立ち向かうのか、、、という不倫漫画は面白いですけど、これはアホな相手だってわかった瞬間興ざめでした。
  • 傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン

    磯見仁月

    話はそこそこ面白い
    2021年2月11日
    ローズベルタンと言えば、18世紀フランス宮廷が好きな人なら知っていても、一般の人には聞き馴染みがない程度の知名度。初話、脳内で「お姫様とか(笑)」「あんたみたいなのがいるから女は男になめられる」とララをこき下ろしたシーンはもやっとしたけど、とりあえずそこ以外で誰かを馬鹿にしてベルタンの性格を表現する演出はなかったのでほっとした。ベルタンは当時の価値観に逆行して生きたところがイイのであって、それを現代の価値観に当てはめて代弁させるのは違うと思うので。
    いいところとして、こういう題材の漫画って登場人物の一人に思い入れが強すぎていわゆるメアリースーになってしまうが、この漫画はそこのバランスがうまい。そこまで史実と乖離してないし、その中で創作としての華やかさがある。台詞にやたら仏語読みを当てるのは、電子書籍で読む層にとってはうっとうしいけど、まあそんなものかな。
    ただ後書きがちょっと、、、絵描きの矜持!!みたいなアピールが強くて臭い。
  • 31番目のお妃様

    七輝翼/桃巴/山下ナナオ

    チョロインすぎません?
    2021年2月1日
    立ち読みがよかったので買ったのですが、がっかりです。煤けた顔のまま給仕する場面も謎でしたが、一番謎だったのは名乗られただけで赤面する場面。チョロすぎてこちらが赤面しそうでした。恋愛に興味ない、農作業第一のヒロインというわけではなく、恋愛沙汰に縁のなかったおぼこい女の子というだけでした。王子もチョロいですね(笑)もっと、恋になるかならないか的なやり取りしないのでしょうか。1巻ですでにお妃になりそうな雰囲気でした。31人という数字が機能しませんよね。1回の訪問でそこまでいい雰囲気になっちゃうなら、ライバルはそんな大勢じゃなくて十分なのでは。
  • JKからやり直すシルバープラン

    林達永/李惠成

    初見ではそこまででもなかったけど
    2021年1月31日
    改めて読んでると、なかなか面白いです。コマ割りがうまい。絵柄は一昔前だけど、作画の方が外国の方だからかな。
  • 空腹なぼくら

    友安国太郎

    2巻までは結構よかった
    2021年1月31日
    もちろん「子供が絵本数冊ごときでそんな簡単に情緒豊かに育ってたまるかーい」とか、「野坊主に育てられた年頃の女の子が、体毛もなくスタイルもよく性格も素直で愛らしく可愛く育つかーい」とかいろいろと感想もありますが、それは野暮ってものですかね…(笑)
    絵も設定もおもしろいし、2巻まではよかったのですが3巻は少し雲行きが怪しいかな。赤子だったヒロインが年頃に成長する過程もかなり省いて見せているのに、妊娠出産したらまた「あれから○年後~」で今度はいい年になって出てくるのは、うーん…。若くて可愛いときだけ(特に性的なシーンを)詳しく描写して、それ以外は飛ばしている感が強いです。人間を繁殖させるってテーマを考えると、すぐまた若くて可愛い女の子出てくるんでしょ?で、また○年後とかの展開になる可能性もあることを考えると、あまり登場人物好きになるのやめとことか、あまり没入するのはやめとことか思いますね。だってすぐ年取りそうだし、○年の間にシチュエーションが変わりそうだもの。まあ主人公が思い描く理想郷は果てしなく先なので、そんなチマチマ書いてるわけにはいかないってのも分かりますけど、書いたと思ったらすっ飛ばし、また書いたと思ったらすっ飛ばし…では落ち着いて読めません。
  • 神統記(テオゴニア)(コミック)

    青山俊介/谷舞司/河野紘一郎

    私には合いませんでした
    2021年1月18日
    古代や先史が好きな身としては舞台設定にかなり期待していました。が、主人公が前世の記憶をあまりにもさらっと受け入れてしまい、「ファンタジー」「カロリー」という単語を当たり前に使いこなせてしまうのが相容れず。とくに「『サイボウ』よ『カッセイカ』しろ!!」という言葉にフフッときてしまいました。絵柄も少し子供っぽいかな。
  • 美しいこと

    犬井ナオ/木原音瀬

    6話で終わったら最高だった
    2021年1月17日
    コミカライズなので言っても仕方ないのですが、この内容なら6話で終わったらよかったのにって感じです。それ以降はずっとウダウダしてる相手をモヤモヤしながら待つ主人公って構図が続くのみ。原作を読んでいないのですが、漫画は足踏み感があるし冗長でした。加えて漫画では、主人公の本当の姿を知ったあとの廣末さんがやたらと上から目線で、仕事の出来ないキャラなのに高圧的なのが鼻につきます。多分コミカライズするにあたってなにか重要なファクターを削ってしまっているのだと思います。絵柄は立ち絵は爽やかですが、動きがあったり角度がついたりする絵は不自然です。あと単純にこの絵柄にヒゲ眼鏡が合わないので最後まで違和感が…
  • 凛子さんはシてみたい【単行本版】

    藤田みお

    内容は王道
    2021年1月17日
    「よくある設定(パッと見完璧な美男美女だが実は処女・童貞)」と「よくある展開(相手の初恋の人が恋のライバル、なのに恋が成就したらライバルはキャラ変して味方になる)(主人公は横恋慕してきた男性と付き合うが、結局その人は主人公のために自分から身を引いてくれる)」の、あるあるばかりの漫画です。が、なんせ凛子がかわいい。主人公がバリキャリの漫画は、何か上手くいかないことがあってもすぐ強がって可愛げがなくてつまらないのですが、凛子は素直に「いい彼女と思われたかった」と口にするし、すぐ右往左往するところが好感持てます。内容としては本当にお馴染みの少女漫画なのできりよく3巻まででいいかな、といった感じです。
  • 限定偽婚~1年間の夫婦~【マイクロ】

    三浦えりか

    可もなく不可もなく
    2021年1月14日
    1話読みきりで1話につき1年間の偽装結婚ということは、4話配信されている現在、この人は当初から4歳年を取ったのね…などと考えながら読みました(笑)
    内容としてはまあ偽装結婚したらこうなるでしょうね的な、オーソドックスな展開が続きますね。1話完結なのでさらっと読めるけど、あまり起伏のないストーリーなので200円だと少し微妙かな。
  • さんかく窓の外側は夜

    ヤマシタトモコ

    匂い系とかブロマンスとか
    2021年1月11日
    そういう系統の漫画です。それが嫌というわけではないのですが、それにしたって毎話そういう感じになるし、ポーズやらアングルやら狙いすぎだしで少し鬱陶しいですね…。画風がいかにもBL作家なのでなおさら。もう少しその手のシーンを絞った方が、よほど印象深いものになったと思います。内容については高評価に押されて3巻まで購入してみたのですが、あまりにも主人公の外側で話が進みすぎているので、完結するまで購入はやめておきます。読者を置き去りにしてもあとでカタルシスが味わえる漫画もあるのですが、それを考慮しても現時点での説明不足感が拭えず。それがヤマシタトモコさんの作風であるといえばそうなんですが。
  • 魔導具師ダリヤはうつむかない~Dahliya Wilts No More~

    住川惠/甘岸久弥/

    ネーミングセンスがいい
    2021年1月10日
    転生ものとしてはかなり好きな部類です。RPGのような世界観がよく練られていて面白い。特に、「風船魚=フグ」のようなこちらの世界の名称を想起させるようなアイテムの名前がいいですね。転生ものによくありがちな「都合の良さ」は多少ありますが、展開が早くて飽きさせないところと恋愛要素が強くないのが気に入りました。1巻2巻くらいで主要な人物は揃ったのかな、と思うのでこれからがどうなるか楽しみです。ネタ切れで恋愛要素強くならなければいいなあ。
  • 死役所

    あずみきし

    ネタ枯れしない舞台設定の妙
    2021年1月5日
    有名なバンドのとある曲に、「命が終わる要素は数えきれないほどあるが、命が始まるきっかけはひとつしかない」という旨の歌詞があるのですが、それを思い出すような漫画でした。文字通り人生は人の数だけあり、また死に方もひとえに「○○死」といっても千差万別なのだということ。死ぬときに本当の自分の価値が炙り出されるということ。死は生と断絶されることであり、死んでしまえばもう一切現世に関われないこと。生死というのは作者の自己満足と面白さのバランス感覚が試される題材だと思いますが、作者の主張と物語の面白みとがしっかり両立できている作品だと思いました。17巻も続いているのにネタ切れ感のまったくないところも、その人の人生を描くというスタイルによるところだと思います。ただ、とはいっても100巻も200巻もこのまま死者一人ひとりの各論を続けていけるとは思わないので、今後どうなるかも期待したいところです。最後に、初期のシ村さんは自分勝手な死者にたいしてもフーンと流しながら腹で笑うところがありました。が、最近は読者の代弁だったり、嫌みというよりもはや喧嘩腰の発言をしたりとかなり雄弁になってきています。シ村さんには読者の憂さ晴らし役ではなく、あくまで死役所のいち職員として、淡々としたストーリーテラーの役割をお願いしたいな…と思っています。
  • チェンソーマン

    藤本タツキ

    設定の面白い少年漫画
    2021年1月5日
    この漫画を読んで、某小学生男子向けの漫画雑誌の編集部が「子供向けと子供だましは違う」と言っていたのを思い出しました。ざっくり言うと「大人が面白いと思うものを、子供にも伝わるようにしたものが子供向け。大人側は面白くもなんともないけど、子供にはウケるだろうと考えて作られたものが子供だまし」という感じだったかと思います。まさにこの漫画は「子供向け」。(にしては、グロさも多分に含んでいますが。)少年が読んでも面白いというのはもちろん、大人が読むに充分耐えうる面白さを湛えています。少年漫画の王道をいく、ドン・ガン・バーン!のど派手な異能バトルものであるだけではなく、主要なキャラもモブもボロボロ死んでいくサスペンスものであり、かつ不条理漫画の要素もある。ジャンプが表向き少年を対象とするものだとしても、それを押して掲載しただけある漫画だと思います。残念なのは「ドン・ガン・バーン」のスケールが大きすぎて、それを表現しきれていないところがあるところ。「今なにしたの?何をされてこの人は倒れてんの?」となって、とりあえず先に進んで、あーなるほどと合点のいくところがある。臨場感のあるコマ割りもいいけど、もう少し視点を工夫して戦闘シーンが分かりやすくなると、さらに広い世代に受け入れられる漫画になると思います。
  • すみれ先生は料理したくない

    大久保ヒロミ

    かるーく読めてちょうどいい
    2021年1月3日
    初心者向けの、料理できない人が料理する系のグルメ漫画かと思ったらギャグ漫画でした。それもそのギャグが逐一共感できるし面白い。昆布だしで「無……」となるところが一番好きです(笑)
  • 十億のアレ。~吉原いちの花魁~【描き下ろしおまけ付き特装版】

    宇月あい

    拭いされない違和感
    2021年1月3日
    個性的だけど華やかな絵柄と、吉原という題材が合っていていいと思います。が、そこそこ重要なキャラが海賊の眼帯つけて長髪をチョコンと結んでるのがどうしても違和感。他の男性陣は現実的な髪型・スタイルをしているだけに、いいシーンでどうしても「そんな眼帯とチョコン結びの男性いないよ…(笑)」と冷めた目で見てしまいます。内容としては、水揚げまでがやや冗長だったのでこれからに期待かな。
  • レス~限界夫婦~

    きづきあきら/サトウナンキ

    さらっと終わる
    2021年1月2日
    モラハラ気味の夫が浮気してました、妻は復讐しました、終わり。という漫画の内容がそのまま広告になっているので、わざわざ買う必要はなさそうです。スカッとするかといわれれば、するかな。ただまあ、今後続編があったとしてもこのコスパなら買わないです。
  • 絶対BLになる世界 VS 絶対BLになりたくない男

    紺吉

    さすが紺吉さん
    2020年12月30日
    三月は俺様になりますも、もののべも大好きです。シリアスもいいですが、やっぱりコメディが得意なのだと思います。ネタの見つけ方もうまいし、落ちの付け方もうまい。絵もくせがなくてうまい。実力のある漫画家さんです!
  • この愛は、異端。

    森山絵凪

    高評価の理由はわかるけど
    2020年12月30日
    個人的には合わなかったかな。1巻は結構よかったのですが、2巻で悪魔が堕天使になり、3巻ではなんかいい話にまとまってしまってがっかり。後味悪くいってほしかったなー。
  • 悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される

    ほしな/ぷにちゃん/成瀬あけの

    3巻までで充分
    2020年12月30日
    シチュエーションはよくある転生もの、中身はよくあるご都合主義…という感じです。悪役に転生しちゃう系って「ヒロインと比べて絶対的不利な立場でそれでもなんとかその状況を脱出しようとするところ」に醍醐味があると思うのですが、この作品はそれがなくてがっかりです。
    イケメン王子に婚約破棄された!でも速攻でもっとイケメンな隣国の王子に求婚されちゃった!このイケメン王子は私のことを影からずっとみていたの!しかも婚約破棄した側の王子もすぐに改心してやっぱり私のことが忘れられないの!ヒロインは考えなしでただのかわいこぶりっこなだけ!←ここまでが前提、というのはあまりにも都合良すぎて読んでいて恥ずかしさすら覚えました。最近の少女漫画でももう少しひねってくるのではないでしょうか。
    ヒロインにしたとされる意地悪も実はこちらの言い分が正しいんです~、性格もとってもいいです~、悪役と言われてるけど実はお菓子作りが大好きな可愛い女の子なんです~、というなら悪役にする必要はどこにあったのでしょうか。流行りにのって悪役にせずとも、ただの女の子の話としてはじめればよかったのでは。
  • 笑顔のたえない職場です。

    くずしろ

    設定が漫画家と編集者なだけで
    2020年12月22日
    職業漫画ではないので、現実に即してないところが多々あります。それは別にいいのですが、キャラが一本槍で魅力を感じません…
  • その着せ替え人形は恋をする

    福田晋一

    オタクの理想のギャル
    2020年12月17日
    いっぱい食べても太らないし、寝起きでも可愛いし、すぐ露出するし、インキャな僕にも優しくしてくれるしという「オタクの理想のギャル」感が強いですが、とにかく絵柄が可愛いので引き込まれます。流行りの言葉を無理に入れようとして会話が少し不自然だったり、コマ稼ぎで話の流れを止めるところがあったりするのが気になりました。6巻は少しページ稼ぎ感が顕著です。内容を楽しむよりも、魅力的な決めゴマを見るって感じかな。スチル絵としての上手さがあるので、星4です。
  • ざんげ飯

    こだまはつみ

    妄想がきつい
    2020年12月16日
    立ち読み増量分のみです。絵を見る感じ恐らく女性の漫画家さんかと思うのですが、妄想がきつくて私には合いませんでした。美人で巨乳で敬語のツンデレ女医さんと、仕事が順調で性格穏やか、料理の腕前はプロ級、そのうえ奥さん大好きな旦那さん…という設定はTwitterなんかではいいのかもしれませんが、単行本で読むと「何を見せられてるんだろう」という気分になってきます。懺悔+ご飯、ってことなので毎話なにかしら不穏な感じになるのでしょうか。それにしても、ティッシュ出し忘れて洗濯物に付着したくらいで「次はない」だの「帰りたくない」だの、帰宅時間まで引きずるってすごく疲れる奥さんですね……。対等じゃないグルメ漫画は見ていてほのぼのしないし楽しくないなあ。料理名の妙に禍々しさを感じさせる書体も謎ですし、個人的には、話のオチにつく性生活の示唆もちょっと…。
    【完結記念の2巻無料で読みました】
    印象変わるかなと思って読んだけどやっぱ無理…。食事は食事、お色気はお色気で分けたらいいのに無駄に食×性に絡める場面ばかり。なかでも他人の赤子の前でおっぱじめようとするシーンが一番無理。やっぱり受け付けませんでした。
  • 猫とキス

    千里みこ

    かわいくて面白い
    2020年12月12日
    話の見せ方も、作画もうまい。講談社なので160ページくらいで660円と普通の漫画に比べれば割高だけど、これはリピートするかもしれない。
    いいね
    0件
  • ON THE ROAD GIRLS

    ISAKA

    めちゃくちゃ共感できるはずなのに
    2020年12月9日
    有能で聡明で都内の大手にいた人がなんで会社辞めたくらいで田舎に戻るしかない、になるのか本当に分からなくて感情移入できない。東京なんて、ニッチな産業ですら星の数ほどの会社があるのに。
    私も男のために女が配膳するような片田舎で生まれたし、それが嫌で大学で上京したし、そのまま就職してアラサーになった。だから内容はよくわかる。田舎の閉塞感、周囲の同調圧力、都会への憧れ、そして挫折。新卒でうまくいかなくて、ブラックだったから体を壊して数年で辞めた。それでも、田舎に戻る選択肢を思い浮かべたことはない。なんで転職してキャリアアップではなく、地元にUターンを選んだのかが描かれてないのは、この手の漫画としては致命的。うまいのに残念という他ない。
  • ラストアンコール

    志宇

    面白くない訳じゃないけど
    2020年11月22日
    すごく面白いわけでもないですね…。話にメリハリがなくて、冗長に感じます。丁寧という言い方もできるんですけど、新刊はもういいかな。
  • 隣の席の変な先輩

    うすくち

    これはすごい
    2020年11月8日
    これだけスチルの画力が高いと、こんなトンデモ設定でもモノにできちゃうのか…という驚きで一杯です。ストーリー全体の作画がとてもうまいというわけではないのに、決めゴマが秀逸なので気にならない。最初はまったく受け入れられない先輩がどんどん可愛く見えていくのがすごい。
  • ばらかもん

    ヨシノサツキ

    うーん
    2020年11月1日
    ガンガンONLINEで読んでいました。絵がどうとかストーリーがどうとかではないけど、とにかく「特に面白くない」に尽きる。ほのぼのといえば聞こえはいいけど。
    はんだくんのほうが絵柄も好みだし、笑いどころもあるしいいかな。
  • いぶり暮らし

    大島千春

    作為的なほのぼの
    2020年10月22日
    私も燻製をやるのでわかりますが、これだけの頻度(週2以上?)でやられたら近所に住む方はさぞ匂いが気になるでしょうね。公園で燻製する描写や燻製したまま外に出る描写もあって、燻製を指南する漫画としては向いてないかな…という感じです。燻製は割とデメリットもある趣味なので、そこを描かないで美味しい+素晴らしいだけなのは片手落ちのような。
    漫画としては、なんとなくの同棲、正職でない年下彼氏、口うるさい年上彼女、おそらく二人ともそこそこ薄給…と今時のカップルなのは分かりますが、その分浮き雲っぽいというか、地に足のつかない雰囲気が漂っています。名前の通り「いぶり」と「暮らし」の両方を取り扱っているのは分かりますが、話の節々に生活の不安定さが出てくるので、落ち着いて読めません。燻製してる二人の背中に向かって「そんなことより話し合わないといけないことがあるのでは…」と言いたくなります。もう少しいぶりか暮らしかどちらかに比重を寄せないと、どちらにも集中できずじまいだと思いました。料理系のほのぼの漫画って土台がしっかりしていてこそだと思うので、この二人だと無理にほのぼのにさせています感がすごいです。同じ構図や同じ配置で台詞だけ流れさせる…というのも意図的にやっているのでしょうが、乱用しすぎていて不自然に見える要因ですね。普段はあまりやらないからこそここぞのときに際立つコマ割りだと思います。他の方もいう通り、手抜きっぽさも感じます。
  • にぶんのいち夫婦

    黒沢明世/夏川ゆきの

    三文小説か三文ドラマみたい
    ネタバレ
    2020年10月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 4巻まで読了。ここでキリがよさそうなので終わりにする。
    4巻はいままでの伏線が回収される巻だけど、その真相が貧相なのが致命的。結局黒幕は身近な人物だった…はいいけど、動機も軽薄なら妊娠週数の追及も稚拙。推理小説じゃないんだからあまりにも「お前の主張には穴がある!説明してやるぜ!」みたいなシーンはしらける。
    それでも漫画なので描き方次第でカバーはできると思うが、残念ながらこの作品はそうではなく。突っかかっては関係ない話をしだす樋口とさやか、ことあるごとに茶々を入れる高梨(こいつこのシーンに要る?)、話をブチブチ区切る和真。真相を語るシーンと、黒幕がどんな人物か明らかになるシーンが交互に出てくると「いいから話進めろや」と言いたくなる。と思ったらまた別の男が出てきて、と思ったら女友達が出てきて、と思ったら悪さの証拠が出てきて警察に…って、とにかく話を長引かせるところとはしょるところのバランスが悪い。ドラマであれば緩急がついていいのだろうが、漫画でそれをやられると読者としては戸惑うばかり。
  • 猫を拾った話。

    寺田亜太朗

    中身はめちゃめちゃ好きだけど
    2020年10月10日
    たっっっか!!!
    1000円で150ページ!?Twitterで見かけて、めちゃくちゃ好きになって期待して購入したのですが、あっという間に終わって本気で目を疑いました。内容はTwitterでもう読んで知ってはいたものの、応援の意味合いを込めて買いました。が、それにしてもこれでは…とてもではないけど、続きは買えません…
  • 金田一少年の事件簿と犯人たちの事件簿 一つにまとめちゃいました。

    さとうふみや/天樹征丸/金成陽三郎/船津紳平

    これはうまい
    2020年10月7日
    犯人たちの事件簿のみのバージョンも別の機会に読んだことがあるのですが、これは合作が正解ですね!シリアスに展開してきた本編の感度そのままに読み進めると、テンションの違いで思わず吹き出してしまいます。タロット山荘が一番好きかな…(笑)
  • くにはちぶ

    各務浩章

    アイディアに設定がついていっていない
    ネタバレ
    2020年10月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「特定の人を一年間徹底的に無視する法律がある」というアイディア自体はアリだと思うけど、それを支える設定があまりにもお粗末。いじめ被害者の気持ちを加害者に分からせるための法律????で、なぜ対象者は無作為に選ばれるの???加害者が対象になるならまだしも、それでなんのいじめ解決と富国強兵になるの????と、開始数ページでつまずきました。この法律、対象者が家で家族の暗黙のサポートを受けつつ大人しくしておけば何の問題もないのでは…というのは話が終わっちゃうので置いておくとして、その他にも突っ込みどころが一杯で入っていけません。母親がリストカットしようとしているとき、普通に話してますよね?いじめっ子がリーダーシップを発揮して主人公を排そうとするのも「輪が乱れる」という大義名分だけ。監督官が、主人公の母親に主人公を踏みつけるように言うのも意味が分からない。監督官はあくまで監督するものであって、無視を推奨することまで業務に入っているわけではないのでは。野球の監督が打席に入ったら駄目でしょ?(笑)などなどありますが、結局「主人公がかわいそうな目に遭う漫画が描きたかっただけでしょ?」という感想が拭えません。
  • 妻プチよみきり

    プチコミック編集部

    10円でも買う価値は…
    2020年9月20日
    2と6はレシピ漫画なのでそう無駄でもなかったのですが(仕事場と私生活にギャップがあるというキャラ設定はだからどうした感がありましたが)、まあ100円だからいいか程度。他はただの「シチュエーションの種」というだけ。感想もなにも…という代物です。
  • 潜熱

    野田彩子

    病気と蛇足
    2020年9月1日
    主人公の心情の機微を丁寧に描いているのがいいと思う。が、もう少し相手の男性を魅力的に描いてほしい。明らかに魅力的ではないはずの男性がどうしても魅力的に見えてしまって…という話が書きたかったのはわかる。わかるけどあまりにも魅力がないものを無理やりシチュエーションと決めゴマで魅力的に見せようとしている感がダメだった。「俺の○○○の事情を知ってどうすんだ」的なところ、作者としては見せ場なのかもしれないけど白けるというか引くというか。性欲のコントロールをする必要がないまま生きてきた中年なんて、息子の言うとおり本当に病気じゃん…としか思えない。
    最後も蛇足だったと感じる。ハッピーエンドの押し付けにすぎない。大人の雰囲気で押していくなら、終わりも読者に委ねるべきだったのでは?
  • 能面女子の花子さん

    織田涼

    今さら買ったけど
    2020年8月24日
    もうかなり前の話題作ですが、ふと見かけたので購入。出落ちがすごいです。設定が斬新なのに、あとは出てくるキャラがみんな書き分けされていないイケメンのよくある少女マンガなので落差がひどい。あと絵が上手くないのも、表紙の期待どおりではありませんでした。能面は基本絵柄が固定なので、それ以外との落差がここも目立ちます。2巻はなしです。
  • 死化粧師

    三原ミツカズ

    作画が一昔前でサムい
    2020年8月24日
    エンバーミング自体が死を出発点としていることもあり、ストーリーは同じような流れのものが続きます。エンバーミングの仕事に寄り添った内容より、超絶美形の凄腕エンバーマーに一途に想われるヒロイン…という少女マンガチックな設定の方に重きがおかれていてがっかりです。作画が一昔前のものなので、余計に感情移入はできません。
  • 俺達は新婚さんかもしれない 【電子限定特典付き】

    ちしゃの実

    1巻はアリだと思ったけど
    2020年8月19日
    2巻は受けのデフォルメ描写に拍車がかかって無理なレベルになってしまいました。1巻くらいに抑えておいてくれれば…。盛り上がる場面で謎にウケを狙ってくるのもすこし微妙。あと、絵のレベルはそこまで高くないのでイメチェンシーンが「…ん?」って感じでした。
  • 夏目アラタの結婚

    乃木坂太郎

    作者買いでしたが正解でした
    2020年8月9日
    絵も設定もストーリーも言うことなし。猟奇的で切れ者の死刑囚にどう立ち向かうのか…これは続きが気になる。
  • 魔女のマリーは魔女じゃない

    小林安曇

    かわいい
    2020年8月7日
    シンプルにかわいいです。主人公もカラスも猫もかわいい。ただまぁ…今のところはそれだけかな?重要そうなキャラが最後にチラッと出たので、これからに期待。ストーリー的にはTwitterぽいといいますか、よくいえば軽く読める感じです。おまけ漫画が一番エッジが効いていて好きですね(笑)
  • シャドーハウス カラー版

    ソウマトウ

    これはカラー版が正解!
    2020年8月7日
    期待以上に面白くて深い漫画に出会えました。どうやってこんな設定を思い付くのか…。最初は「そういう設定」の中の日常漫画かしらと思いましたが、巻を追うごとに至るところに張られた伏線とその回収の鮮やかさに圧倒されました。展開が早く飽きさせないのに、読者を置いていかない。これは名作です。カラーの方がそのキャラのカラーを念頭に読んでいけるので絶対おすすめ。
  • 社内探偵

    かたおかみさお/egumi

    なかなか面白い
    2020年8月7日
    「ワタシ以外みんなバカ」の作者ということもあり、最初はあーハイハイ迷惑なぶりっ子ちゃんが痛い目見てすっきり系ね…と思っていたのですが、途中で方向転換したのか、もう一展開ありそうで期待しています。
  • 不良がネコに助けられてく話【電子単行本】

    常喜寝太郎

    猫好きならさらに楽しめる
    2020年8月7日
    タイトルまんま、不良少年が捨て猫を拾い、里親探しをするなかで更正していく物語です。ストーリー自体はやや地味で単調ですがその分安定感があります。猫の特徴をよくとらえてあって、猫好きならある程度楽しめること請け合い。ほろりとするところもあり、笑えるところもあり。個人的には、「着たい服がある」よりも絵が好みです。【追記】最終巻まで読みました。なにがいいって、このややもすれば飽きられそうなほのぼのとした題材を、潔くかつしっかりと完結まで描ききったところ。登場人物がみんな心優しくてほんわかする。
  • うどんの女

    えすとえむ

    作風と題材のバランスがいい
    2020年8月6日
    これは読ませてくるな~と思ったら、光源氏くんの方なのですね。この大人っぽい作風に美術大という少し浮世離れした人の多い舞台、「うどん」という肩の力の抜けた題材…うまいです。
  • 息子がいじめの加害者に? 大原さんちの大ピンチ

    大原由軌子

    購入を迷ってる人は一旦立ち止まって欲しい
    ネタバレ
    2020年8月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ エアガンで猫や車を撃つ息子のことを「そんなこと出たがりなガキなら誰でもやる」と言える父親と、被害者の親からの当然の怒りを「サンドバッグ状態」と言える母親のエッセイです(脚色なし)。中身も「うちは悪くない」「被害者側はヤバイやつ」「他の家庭でもやってるのに」と思っているのがプンプンします。ファンでない方が読むのに耐えうる内容ではないです。
    買ったことを特に後悔している理由が2つあります。1.加害者の親になった際の心積もりができるかと思ったら、そういう類いの本ではないこと、2.結局被害者と加害者の根本的な解決は見られなかったこと、です。1については私の勝手な期待でしたが、子育てをしているので、いじめ加害者の親になったらというのはかなり興味深いテーマでした。カウンセリングや応援センターの話などが一番聞きたいところでしたが、著者曰く人格破綻者の夫にページが大きく割かれていてがっかりでした。2については、被害者母が加害者側との話し合いを放棄したというのもありますが、人格破綻夫さんが「飽きた」という理由で話し合い終了って本当に言葉を失いました。飽きたって…子供のためにこちらの正当性を主張するというなら最後までしろよ…。校長先生が大声で感謝していたのは、少なからずあなたがたが職務の邪魔をしていたからというのもあると思いますよ、と読んでいて思いました。
    メディアで取り上げられ、この加害者親に印税が入るのかと思うとかなり腹立たしく感じます。「大原さんちの大ピンチ」ではなく「被害者側の大ピンチ」だって分かってます?星1さえつけたくない…
  • BEASTARS

    板垣巴留

    雰囲気は好きだけど
    2020年8月3日
    肉食と草食が共存している世界にどうしても無理矢理感が拭えない。草食動物に、捕食者と一緒にいることができるだろうか。肉食動物はなぜ、エサ(草食)を目の前にして豆やらパンやらを食べる選択をしているのだろうか。
    それから序盤にルイの見所シーンがあるが、いきなりで置いていかれる…。作者はルイが好きなのだろうが、こちら側はまだあの段階でそこまで彼に思い入れがない。
  • アシガール

    森本梢子

    ドラマから
    2020年7月31日
    NHKのドラマを見て原作にあたりました。まさか森本さんとは。さすがヒットメーカー、設定から既に面白いです。ただ、絵がなあ…。森本さんだと思って読めば多少受け入れやすくもなるんですが、それを差し引いても主人公が致命的に可愛くないです。描き分けされているとはいえ、動作でも表情でも台詞回しでも、もう少し描きようがあったはず。小憎らしいキャラで、若君はどこに惚れたのか???という疑問で感情移入しにくいです。
  • 素敵な彼氏

    河原和音

    さすがヒットメーカー
    2020年7月28日
    ともすれば「何も考えてない」「恋愛脳」「お花畑」という読者に嫌われがちな設定のヒロインを、可愛げを損なわずに嫌みなく描けるのは流石だと思います。俺物語もそうでしたが、女子女子した主人公がかわいいですね。
    桐山くんも、ののかにとって大事なことを笑ったり軽視したりしないところが本当に好感持てます。彼氏が欲しい女の子と、「彼氏彼氏ってバカじゃねーの?」(ただし後々デレデレする)系の意地悪な俺様男子との恋愛漫画ってありがちですが、こちらの方がよほど感情移入できていいと思います。元カノたちとの絡みでは桐山くんも優柔不断だなあと思っていましたが、巻を進めるごとに真摯になってきて、彼氏も彼女もお互い成長してるのが感じられました。
  • きみは面倒な婚約者

    椎野翠/兎山もなか

    高い
    2020年7月22日
    このページ数でこの価格!?
    そこにびっくりしました。
    内容も、まあなんとなく今後の予想がつくというか、お相手の男性が好きなのは結局ヒロインじゃなくてライバル(主人公)でした→甘々な展開に、というのが読めはしたものの、評価が高くて購入しました。でもキャラがことごとく好きになれない。お相手の男性は特にもろもろの言動がどっち付かずでイライラさせられます。この価格でこの中身、この進行具合、私は継続しません。
  • 1122

    渡辺ペコ

    途中まではよかったのに
    ネタバレ
    2020年7月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 途中から雲行きが怪しくなりました。
    おとやは「俺は恋愛であなたは風俗」と主人公を責め立てたけど、なぜそれが責める材料になるのかわからない。その台詞が言えるのは、相手も割り切りで付き合っている場合だけ。自分のところは配偶者公認でも、不倫相手のところは隠していると分かっているのにそれでも恋愛のほうが偉いんでしょうか。誰かを犠牲にして自分の心を満たそうとするならよほど風俗の方がいいでしょう。
    終盤は特に「アラサー夫婦の家庭の悩み」盛り込みすぎだと感じました。セッ○スレスにダブル不倫に毒母に孤独死にモラハラ夫に発達障がいに不妊治療に離婚に再構築って…。最終巻にあそこまで詰め込むくらいなら、いくつか要素を減らすか前の巻から布石を打っておいて欲しい。不妊治療するの?えっやめるの?えっ離婚なの?ええっ再構築なの!?とものすごいスピード感です(笑)
    何を伝えたいのかもっと選んでフォーカスしてほしかった。
  • 失恋日記

    柏木ハルコ

    オチがないという人もいるけど
    2020年7月9日
    この、未完の余韻みたいなものがこの作家さんのよさだと思うので私はアリだと感じました。あまりきれいに終わりすぎると、かえって話が薄っぺらくなっちゃったりもするので…。作品はどれも人間臭さがあって、読んでいて切なくなること請け合いです。とくに一話目が、失恋したことのある方ならしみるんじゃないかと。本当に恋を前向きに忘れさせてくれる薬があったらいいのにと思わせてくれますね。
  • 屍鬼

    小野不由美/藤崎竜

    これぞフジリューワールド
    2020年7月4日
    SNSで少し話題になっていたので、改めて読みました。小野不由美さんの描写力を、上手に漫画用に解釈し直していると思います。
    それにしても封神しかり、原作のある話をアレンジしながらコミカライズするのに天性の分がある人だなあとつくづく思います。とくに終盤、人がバッタバッタいなくなっていく様はページを繰る指が止まりませんでした。連載当時も読んでいましたが、これは単行本で一気読みした方が絶対いい。
    絵は確かに独特ですが、なにせ登場人物が多いのでこれくらい書き分けられている方が個人的にはいいですね。綺麗なだけの絵だと、特に小説を読み慣れていない人には誰が誰やらってなりかねないのでその点でもやはりフジリューはうまいと思います。
  • 紅霞後宮物語~小玉伝~

    栗美あい/雪村花菜

    よくある
    2020年6月16日
    ヒロインが割と年齢が高くて軍の出身というのは目新しかったですが、それ以外は「その気もないのに急に皇后」「陛下はベタ惚れ」「さばさばした性格」「みんなにいつの間にか好かれる」と、まあありがちなシチュエーション&設定でした。後宮ものは好きですが、物足りなくて今一つ。でもあまり恋愛要素がなくてさっぱりしていたのは良かったです。
  • 婚姻届に判を捺しただけですが

    有生青春

    全てが微妙
    2020年6月8日
    絵もストーリーもキャラクターも微妙の一言に尽きる。すごく悪いわけではないが良いとも言えない。愛の無い結婚→すれ違いながらお互い好きになっていくという展開自体がよくある話なので、この価格では無しかな。
  • 服を着るならこんなふうに for ladies′

    縞野やえ/MB

    人並みのおしゃれのヒントがある
    2020年6月1日
    男性に向けた「服を着るならこんな風に」を読みながら、女性版もあったらいいのにな~と感じていたのでさっそく購入しました。おしゃれに興味はあるが何から手をつけていいかわからないという方や、逆におしゃれにそこまで興味はなく周囲に最低限ダサいと思われなければいいという方にはぴったりです。もう既におしゃれさんで上級者の着こなしを探しているという方には向きません。
    本の内容としては、男性版は「おしゃれを教える」感じでしたが女性版は性差を意識してか「おしゃれを話し合う」感じの流れになっています。中身は女性版の方がやや応用チック。男性版は主人公のおしゃれへの抵抗感などメンタル面にかなりページを割いていましたが、女性版は導入がスムーズです。MBさんお得意のドレスカジュアルの話、色や生地の話のほか、実用的な服の合わせかた、雑誌やブランドについても載っています。またオフィスカジュアルや結婚式のお呼ばれ服についても記載がありますが、そちらは基礎的なことでそこまで勉強になることはありません。そう思うと少し割高かな。
    女性のファッションは男性と比べ幅広いので仕方ないところではあるのですが、最終的には「あとは自分が好きになれて似合っている服を見つけてね」というまとめに集約します。(とはいえそれが一番難しいんですよね。。。)
    でも環ちゃんがかわいい~。
  • 石塚真一

    あまりにも救いがない
    2020年5月27日
    連載当時、大学生のころ読んでいました。最終巻はファンの阿鼻叫喚がすごかったですね。山岳部に友人がいましたが、部内はお通夜モードになっていたらしいです。それにしても山は怖い。それを押さえて余りある魅力があるのでしょうが、いっそ知らない方が幸せなこともあるのだろうなと感じるほど、この漫画は自然の怖さを教えてくれると思います。
    連載当時も思っていましたが、絶対にこの人には助かって欲しい!この人を助けて欲しい!と思う要救助者ほど亡くなりますね…。みんな助かって良かったねめでたしめでたし!では本当の山の怖さは伝わらないというのは、もちろん頭では分かっているのですが、いかんせんナオタが可哀想すぎて……辛いです。
  • すぐ泣く女に機関銃【特装版】

    和田依子

    えぇ…
    2020年5月21日
    分冊の立ち読みでどうしようかなと迷い、レビューを見てスッキリできるならと思い購入しましたが全然できませんでした(笑)
    主人公が言い訳がましいうえイライラさせるやつ、というのはこんな人いるいると読み進められたのですが、周囲が酷くて、主人公が前向きになったところでまったくモヤモヤが晴れません。無責任な上司、陰湿な同僚、アスペっぽい新人。こんななかで主人公だけが見くびられるいわれなどないのでは。それ自体が究極の「社会あるある」なのかもしれませんが、作者の方はそんなところまで見越して微に入り細に入りリアルに書いたのでしょうかね。
    特に彼氏、長年付き合った彼女を「人のこと誉めない」「自分をよく見せようとしているだけ」と言うなら自分は「責任逃れをしている」「身内には何をしても&言ってもいいと思っている」であり、どの面下げて主人公だけを糾弾できるんだと言う感じでした。それも彼女が風呂に入っている間に「俺との将来を疑ってなかったんだろうな…」と爽やかな笑顔で去っていくところ、鼻で笑ってしまいました。漫画内で痛い目を見なかったのは残念でしたが、どうぞこのまま勘違い中年への道を突っ走ってほしいです。
  • 結婚したいモンスターになった私の話

    愛内あいる

    立ち読み増量だったけど
    2020年5月6日
    1ページごとの情報量が少な過ぎて方向性が分かりづらく、これを1000円で買うには勇気が出ませんでした。
  • 決してマネしないでください。

    蛇蔵

    おすすめの漫画家さん
    2020年5月4日
    モーニング掲載当時から大好きでした。もっと人気があってもおかしくないし、巻数を重ねてほしい漫画のひとつでした。
    蛇蔵さんの作品はいくつかもっていますが、どれもこれも読んで決して無駄にならないところがいいんですよね。
  • どうしてもヤリたくて学園

    星名あんじ

    呆気にとられたまま
    2020年5月4日
    ここまでギャグに全振りのBLもそうないのではないでしょうか…
    登場人物みんなが想像を絶するおばかで愛おしくなります。
    勢いに乗ったまま全てが突き進むので、呆気にとられたまま最後まで持ってかれます。
  • 回復術士のやり直し

    羽賀ソウケン/月夜涙/しおこんぶ

    なろう小説極まれり
    2020年5月4日
    ヒールってなんでもできるんですね(棒)という感想が先に立って内容はお粗末この上ない。「ぼくのかんがえたさいきょうのふくしゅう」をするために「ぼくのかんがえたさいきょうのわるもの」を「ぼくのかんがえたさいきょうのすてーたす」で懲らしめていく…というのが話の全てです。感動とか成長とか求めているわけではないですが、あまりにも読後に何も残りません。
  • 薬屋のひとりごと

    日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス)/ねこクラゲ/七緒一綺/しのとうこ

    面白いんだけど
    2020年5月3日
    そこはかとなく「またオレなんかやっちゃいました?」的な主人公なんだよなあ。ブスに擬態してるけど本当は美人なんだからねっていうのも、美丈夫に執着されるのも、いかにもなろう小説っぽい感じです。コミカライズ作品に言っても仕方ないのですが、主人公が本来の小間使いとしての枠を越えすぎて活躍していてハイハイ今回もすごいですね感が拭えません。
  • 痛姫(1)

    七木桂

    古きよきBLって感じ
    2020年5月3日
    一昔前よくあった設定やネタ、台詞回しで読んでいて懐かしくなります。家庭環境に難のある人懐こい攻め、引きこもりで人嫌いの受け。
    コスやらネカフェ難民やらが市民権を得た時代だったのを思い出します。
    でも攻めが結局改心できるようなエピソードはありませんでした。受けが自分に構ってくれなくなったらまた浮気するのでしょうね。
  • 虫かぶり姫

    喜久田ゆい/由唯/椎名咲月

    無料立ち読み分ではよさそうだったのに
    2020年5月3日
    政務第一な王子が、体裁のためにとりあえず無害そうな子女を婚約者にし、そのうち心開いてく感じかと思いましたが、
    実のところはその子女は昔好きだったあの子で、どんな手を使っても手に入れる…あるあるあるある系の話でした。
    主人公は自覚なしの超絶可愛いド天然で困ってれば周りがみんなうまいことやってくれる、逆ハーチックで甘ったるいご都合主義の少女漫画。もちろんそれが悪いわけではなく、私の好みには合いませんでした。この先もなんやかんや主人公が甘やかされていくのが目に見えるので、新刊購入は無しです。
  • 木更津くんの××が見たい

    萩原ケイク

    待ってました!
    2020年4月30日
    萩原ケイク作品の配信待ってました!!
    なんといっても、主人公が美人でバリキャリなのに慢心せず一生懸命生きているところがいいです。主人公と同年代で「頑張ってるのに周りが評価してくれない」と思ってる方も多いと思うのですが、仕事のシーンがリアルなのもあいまって、美容も仕事も手を抜かずやっていればきっといいことがあるのでは…と思わせてくれます(笑)
    木更津くんも可愛いです。絶対お似合いだし早くくっついてしまって欲しい。
    早く他のサイトに更新が追い付かないかな。
  • まんがグリム童話 金瓶梅 選集α

    竹崎真実

    ちゃんと書いてあるので
    2020年4月26日
    しっかりダイジェスト+書き下ろしと書いてあるのに文句を言われる方がよくわかりません。
    人気の漫画であればよくあるやり方かと。
  • お嬢さまから始める結婚生活

    佐々木ミノル

    りっちゃん…
    2020年3月29日
    『中卒労働者から~』が好きなので、スピンオフとのことで読んだのですが
    「りっちゃん」の呼び方で早い段階からダメでした…
    ヒロインの性格もおどおどしているだけで、片桐くんも丸くて…どちらも何か違う感じで。一瞬、似た境遇の別のカップルの話かな?と思うくらいでした。
    これなら本編で恋の行方を知りたかった人も多いのでは…
    とりあえず結婚エンドということは分かったので、よかったよかったと受け止めるまでにしておきます。
  • 失恋未遂

    高宮ニカ/イアム

    これが高評価?
    2020年2月3日
    口が悪くてごめんなさい。
    無表情で淡々としているのがオトナの恋愛漫画だとでも言いたげな作画、口を開けば皮肉ばかりの主人公、自己中すぎてイライラするお相手、ありがちなネタ、テンポの悪いストーリー、先が読めるオチ……でした。
    これだけ高評価がついてるのが驚きです。
  • ホーキーベカコン

    笹倉綾人/谷崎潤一郎『春琴抄』より/Mint

    大谷崎ファンを裏切りません
    2020年1月8日
    谷崎潤一郎の代表作「春琴抄」をベースにした作品です。
    大谷崎の耽美、甘美、倒錯的な作風を余すことなくきっちりと表現していると思います。原作が長編ではないのでオリジナルエピソードが入っていたり、原作にはない作者の解釈が入っていたり、原作より春琴の幼女性を強調していたりはしますが十分受け入れやすいレベルです。
    ただ、あの男装のオリキャラはいるかな……という印象を最後まで持ちました。設定も強めだったので、もしかしたら作者の他の作品に出ているキャラかもしれませんが…。「私」とオリキャラの場面になるたび、こちらの世界に引き戻されてテンポの悪さを感じました。そこだけ原作の雰囲気を損ねているように思います。
  • 夫を噛(か)む

    水瀬マユ

    最後が…
    2020年1月6日
    1巻無料だったので。
    短話版で大量に指摘されている通り、導入の話があらゆる意味で金○妻と酷似していて「これはダメなのでは」と悪い意味でドキドキしました(笑)ストーリー的にも、金○妻の女性が複数人出てくると思えば外れていないと思います。
    しかし似ているとは言え2巻までは、狭い町の中でそれぞれにモヤモヤを抱えた女性たちがそれぞれに闘う姿が爽快です。不倫を肯定しているわけではありませんが、不倫によって自分の道を取り戻すところがあって不快感は感じません。
    ただ最終巻は闇落ちに、浅い述懐に、あるあるなオチでなんやかんやみんなめでたしで良かったですね的な……もっと違うまとめ方があっただろうなと思います。
  • 恋のツキ

    新田章

    6巻までが高評価だったからこそ
    2019年7月5日
    最終巻にはがっかりしました。
    高校生と三十路という設定の漫画は数多くあるなかで、新田さんの漫画は気味が悪いほどリアリズムがあるところに惹かれていました。
    (これが男性漫画家の描くJKとおっさんだったりすると、アダルトシーンがなかろうとその漫画家の萌えやら欲望やらが滲みすぎてて見てられなかったりします)
    浮気の前科ありなのに自覚なくフラフラしてる主人公も、ナチュラルに主人公を見下してる元カレも、他の登場人物も
    それぞれに自己中心的で読む側をイラつかせてくれるし
    話の流れも共感と意外とを行ったり来たりして飽きさせずに進んでくれていたのに
    最後の最後がそれ?という感じでした。
    別にあの終着点がナイという話ではなく、終わらせ方というものがあるだろうと思います。
    散々選ばれない人生に対する不満と諦念とを丁寧に取り上げていたのに最後には簡単にアノ人と付き合って「今が良ければいいんだ☆」という終わり方、驚いたというか……呆気に取られました。
    もっとそこの感情をしっかり描いてほしかった。ここまで広げた風呂敷はなんだったのという感じです。
  • 彼女とカメラと彼女の季節

    月子

    「三角関係」だけでは語り尽くせない漫画
    2019年5月30日
    連載当時に雑誌で読んでいたのですが、結末を知らないままになっていたのでこの機会に購入しました。
    絵の透明感とストーリーの不思議な神秘性がぴたりとはまっています。高校時代の青春群像的な漫画は数あれど、「自分の体を持て余す不安感」をこんなにまっすぐに描いた漫画はなかなかないと思います。
  • 長閑の庭

    アキヤマ香

    私には合いませんでした
    2019年5月14日
    表紙から設定から絵柄から、どれをとっても好みなのですが残念ながら合いませんでした。評価が高かっただけに残念です。
    これだけ年の離れたカップルなので穏やかでじんわりとしたストーリーを期待していたのですが、ただ年の差が大きいというだけでよくある少女漫画でした。まあそれなら、悩みながら愛を育む系…という感じかと言えばそうでもなく。脇役が横から「嫉妬が云々」「愛はgiveで云々」と口を出すのが気になって集中できません。
    特に助手のでしゃばりが目につきました。恋愛する気のない教授&根暗な主人公なので、仲が進展するために周囲ががんばるしかないのは分かります。でもこの助手は主人公に絡んでは思わせ振りな台詞を一人ごちる…の繰り返し。番外編も出ているので、恐らく作者のお気に入りキャラなのだろうとは思いますが、そこまで魅力のあるキャラには映りませんでした。
    主人公の友人の恋路や行動も「でしょうね」という感想ばかりでした。キャラもぶれていて、後付けがいろいろあったのだろうと思わせます。
    また、前妻はただ意地悪を言う恋敵というだけ。離婚原因から将来像に至るまで自己中なのも気に障りましたし、その割に出てこなくても話に支障のない人物だとさえ思いました。
    正直、脇役の話はある程度カットして主人公カップルの空気感を伝えることにページを割いてほしかったです。最終巻に向けて予定調和している感が傍目にも分かりました。
  • メイクはただの魔法じゃないの ビギナーズ プチキス

    六多いくみ

    メイクの基礎を丁寧に押さえた実用書です
    2019年5月11日
    BA経験を持つ六多いくみさんによるメイクハウツー漫画です。Twitterから寄せられた悩みについて優しい語り口の著者が一から教える形式です。他の漫画と比べてストーリー性が無い分、かなり実用性が高いと思います。化粧の基本のキを押さえた内容ですが、やはり図解されると分かりやすく、意外と知らなかったことやBAならではの小技もあったりして楽しく読めました。
    六多さんは他にも経歴をいかし、女性の美意識があがる漫画をたくさん描いています。機会があれば他の作品もおすすめです。
  • スイートモラトリアム【分冊版】

    たまいずみ

    名前負けしてます
    2019年5月9日
    モラトリアム、というくらいなので主人公含め登場人物の青春の葛藤というか心の機微が繊細に描かれていることを期待して読みました。題材は面白そうなのに話の進め方が雑で読む側を置いていっています。今までのところは頭がゆるふわの元カノに未練たらたらな主人公が、お堅くてやらせてくれない今カノをないがしろにしているだけ。今カノには顔色ひとつ変えずに嘘をつくし、元カノのことはナチュラルに受け入れてるしで主人公は何も考えてないのでしょうか。これでモラトリアムとは何なのかという印象です。雰囲気だけでタイトル付けたのかな。
  • 鏡の前で会いましょう

    坂井恵理

    主人公が身勝手で感情移入がむずかしい
    2019年5月7日
    こういう話は大抵「中身が肝心」とか「内面から滲み出る美」とかでお茶を濁しそうなものですが、美醜というテーマにしっかり向き合ってこの漫画なりの結論が出るところに好感が持てました。
    出てくる人物それぞれがコンプレックスや悩みを抱え、それぞれの美や善を見いだしていくところも楽しく読めます。
    ただ主人公が自分勝手に親友の体ではしゃぎ回り、恋愛観を押し付け、あげくに(他人の体で)大人の女性として非常識な行動をとるのは全く不必要な演出だったと思います。それなら親友なんて設定は外してしまった方が良かったのでは。
    分かったようなことを上から目線で語ってはお世話をやく市役所のおばちゃんも、もう少し自然なやりようがあったと思います。
  • 「ちゃんとしなきゃ!」をやめたら 二度と散らからない部屋になりました

    なぎまゆ

    内容自体はよくある掃除本です
    2019年3月31日
    ネタバレにならないレベルで内容を話すと、「ものを要るものと要らないものに分ける」「ものを分類する」「ものを収納する」という、どこにでもある掃除本です。
    それだけに基本は決して外さないのですが、言い換えるなら新しい発見のある本ではないと思います。例をあげれば「ときめくかときめかないか」みたいなキャッチーな言葉は出てこず、ものを捨てる判断を与えるタイプの本ではない、ということです。この本の他の掃除本との差別化ポイントは「ズボラな人の部屋を実際に掃除した経験が載っている」というところにあると思いますが、それだけで1000円の価値があるかと言われれば少し微妙です。
    ただ著者がもともと片付けられないタイプだったということで語り口が非常に優しく、素直に聞き入れやすい作風というのが大きな特長だと思います。読んだあと、じわじわと片付けてみようかなという気になれると思います。
  • モテ☆レバ!

    池田ユキオ

    勢いは嫌いじゃないです
    2019年3月12日
    1巻だけ読みました。「ゴミ屋敷とトイプードルと私」の池田ユキオさんが10年前に出した単行本です。冴えない女性がモテる女性からのアドバイスを受けておしゃれ&美人に変身、恋や仕事をつかんでめでたしめでたしな流れです。
    ただ↑の「モテる女性」の服装もセンスもひどいものです(笑)
    作画や作風は安野モヨコ風味。蝶々と書いてオンナと読ませるような作品といえば空気感が伝わりやすいでしょうか。
    読んだからといってためになるようなモテテクがあるわけではないですが、勢いがあってさらっと読めます。