ヤキモチはきつね色【電子限定描き下ろし付き】
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ヤキモチはきつね色【電子限定描き下ろし付き】

末広マチ

軽めポップなラブコメだけど萌えは健在!

ネタバレ
2020年5月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いなので甘めレビューになるかもしれませんが…。今作も末広先生お得意のポップなラブコメです。お寺の次男坊ゆくりと狐憑きの大学生秋葉のお話。まず特筆すべきはそのユニークな設定!既刊dear signalの時も思ったんですが、すごいユニークなファンタジー設定なのに、よくあるリーマンものとかよりなんかリアル。多分導入部分やそこからの展開が自然なんでしょうか。トンデモ設定なはずなのに、その設定に違和感なくスッと入り込めるから不思議です。言わずもがなそのユニークな設定を思い付ける末広先生の引き出しの多さにも脱帽です。
あと、その軽めポップなストーリーの中にちゃんと萌えが詰まっていること。重いテーマだったり複雑な設定ではないので、そう言った意味では読み応えはないかもしれませんが、そういう作品とは全くジャンルが違うので。軽めポップな明るいラブコメは末広先生のお得意なのかなと、一ファンながら推測しています。軽めのラブコメなので総ページ数(199頁)の割にはサラッと読めてしまいますが、レビュータイトルの通りそこかしこに萌えがキュッと詰まっています。秋葉の表情がコロコロ変わって分かりやすくて可愛いんですが、ゆくりも同じように可愛いと思ってるんだなというのが伝わってキュンでした。モフモフのしっぽをギュッと掴む秋葉も可愛いし、身体の大きいゆくりにギュッとしがみつくのも可愛い。それを自然にやってる秋葉が可愛い。可愛いが大渋滞していました。
明るくて可愛いBLを読みたい時にはぜひ!
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