このレビューはネタバレを含みます▼
私はこの作品がとても好きなのですが、レビューを見てみると賛否両論の様で道徳的な心を強く持っている人ほどこの作品は受け付けられない様な印象があります。そういう人は避けたほうがいいかもしれません。私はあまり何か物語に干渉されられにくいタイプなのですが、このお話を読んだあと三日間はずっと心が痛く、集中して何かに取り組むことができませんでした。それくらいに心が動かされます。以前どこかで、生きている苦しみを死によって解放される物語は昭和に流行ったと聞いたのですが、この作品はそのタイプに近いかもしれませんね。