このレビューはネタバレを含みます▼
SNSで、続巻が話題になってたので、気になって試し読みしていたら購入してしまいました。
最近、下克上もののBLをよく読んでたんですが、やっぱり王道もいいですね。
表題作は横暴小説家×気弱編集者のお話でした。作中にも言ってましたが、清楚ないん乱(受け)がとてもエロかった。無自覚なエロって感じですごく萌えました。それに当てられながらも、堪える先生(攻め)もたまらなかったです。
王道作品って、先が読みやすい分、キャラクターの情緒を上手く読者に感じさせたり、時には隠したりする技術が必要だと思うんですが、この作品は一巻で見事にそれが再現できていてよかったです。夏目(受けの編集者)の感情が揺れ動く様子がよくわかったし、それを共感しやすくて、すっかり感情移入してしまいました。
でも、先生が忘れたフリをした理由が、自分の好み過ぎて動揺したからって言うのは笑いました。てっきり、夏目の下の名前が中性的かなんかで、女だと思ってたら男で面食らいつつ忘れられなかったとかだと思ってた…ww
別カプは、オフィスラブのお話でした。1話完結なので話の進むスピードが早く感じましたが、しっかりまとまっていてよかったです。
ずっと気になってたんですが、表題作の先生の本名が明かされていなくて気になりました。作中ではペンネームでしか呼ばれていなかったので…。次回作でそこらへんもはっきりするんですかね。
とりあえず、次回作を楽しみにしてます。