このレビューはネタバレを含みます▼
作者の方は実際に中高生の時にバレー部だったそうで、そのためちょっとした台詞や描写がとてもリアルで、試合のシーンも迫力と熱量がありとても魅力的です
全員がスーパースターなわけじゃない、でも全てのキャラがそれぞれの人生を胸を張って進む、そんなありそうでなかなかない愛情深い作品だと思います
キャラクターも本当に多彩で、体格的に恵まれてないけど貪欲にもがく者、逆に才能もあり体格的にも恵まれてるのにバレーを好きになれなかった者、好きだけど次の夢を追うために辞める者、ずっとトップランナーであろうとする者、どんな選択をしようと作者は全てのバレー人生を肯定的に描いています
なにより逆境においての日向の強さが格好いい
好きに理由はなく、不利は諦める要因にはならない
「単純で当たり前のこと」の大事さを改めて教えてもらいました