ひるなかの流星
」のレビュー

ひるなかの流星

やまもり三香

二度目は視点を変えて読んで欲しい!

ネタバレ
2020年8月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初見はスラスラーっと読み終わりました。
キュンしたり、笑ったり、泣いたり、とても面白いです(^^)最初の読み終わった感想は『へー!馬村を選んだのか!』でした。が…!
時間を置いて二度目、結末は最初から決まっています…!『馬村を選んだ』なんて、薄っぺらい感想をしていた自分が恥ずかしくなりました。
レビューに、『途中からヒーロー変えた』とか、『馬村は当て馬だった』『馬村をよくするために先生をダサくした(?)』『いつすずめのことを好きになったのか』など書かれてますが、そんなことないと思います!すずめのことを好きになったきっかけは、最後の方でその描写があります。
どちらかを当て馬役とするのならば、むしろ当て馬は先生じゃないですか?
先生とすずめのラブストーリーで読めば、確かに馬村は当て馬かも知れないですけど、私はこの作品は『恋を知らない女の子が、初恋をして、失恋をして、本当の恋を知る』お話しだと思います。
諭吉おじさんの言う通り、『先生はすずめの人生の通過点』です。
最初から、ちゃんとストーリーは矛盾することなく結末に繋がっていますよ。
結末を知って読むと、何度も何度も馬村に泣かされます。馬村、本当に頑張りました。決めるとろビシって決めます。かっこいいなぁ…
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