宝石の国
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宝石の国

市川春子

ファンタジーからSF展開。戦闘が解り難い

2020年9月15日
最初のファンタジー感と牧歌的な雰囲気はなくなり後半から鬱めいた哲学的要素もからむSF展開に。絵柄や描写などかなり癖があり、わかりにくい箇所もあるため、人によって好みが分かれそう。特に戦闘シーンは敵が何をして味方がどうなったか?何がどう起こってるのか?など本当にわかりにくい。バトル描写が苦手なら無理に入れなくていいのではと感じました。宝石を下地としたキャラもメインの数名のみ活躍で他のキャラはモブ空気なのでカラー見開きにあるキャラ紹介が無意味に感じます。28人もいる意味を感じなかった。ダメな人は無料や立ち読みでスルーするのは明白で、「最初からこの作風が好き」という人しかついていかないのでこの高レビューなのかなと思いました。独創性、世界観などのセンスは光っています。上記の難があり漫画としては高評価しづらいですが、ストーリーは面白いと思います。
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