呪呪呪━━センスの塊・純度高い原液マンガ





2020年10月29日
一度見たら忘れられない表紙を描く西田ヒガシ(旧:西田東)先生ですが、この作品も然り(願い叶えたまえ、見つめていたい、やさしいあなた…口絵に次ぐマイランキング上位に食い込みました)。可愛い恋が書けなくなった小説家に取り憑いたオバケ、そのオバケが見える配達員が織りなすお話。西田作品の笑いのセンスと純愛な感じの落差や、展開の圧縮度、ライフとラブのあいだにある男同士の交感の在り様に圧倒されてきましたが、2話目にしてすでにその独特の空気感に浸れます。取り憑いた人間に気づかれないポルターガイストとか最高か。純度の高い原液のようなマンガをありがとうございます。

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