偽りの愛を孕む ―オメガバース―
」のレビュー

偽りの愛を孕む ―オメガバース―

ポケラふじ子

違和感だらけで入り込めない

ネタバレ
2020年11月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙の美しさに惹かれて、レビューも高かったので購入しましたが期待外れでした。
ひたすら胸糞な展開が続き、誘拐犯に好意を持ってしまうストックホルム症候群の話にしか見えなかったです(そしてなぜかハピエン風)。メリバものとして楽しもうにもストーリーが薄いです。
性的に成熟する前に手込めにされ、望まぬ妊娠をし、それでも母性が芽生えて命懸けで出産するも、産んだ子を奪われる母の悲しみ。これを単なる悲しみの記号としてコンテンツ消費できれば楽しめるのかもしれません。(更にもっと酷い展開が待っていますが)

なぜ攻めは受けの成熟を待たずに妊娠させたのか、子が産まれるまでの間に親密になる努力はなかったのか、なぜ受けは子を抱かせろと一度も主張しないのか、5年も経つ前に何とかしようと思わないのか、違和感だらけで感情移入できませんでした。
いいねしたユーザ43人
レビューをシェアしよう!