百草の裏庭
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百草の裏庭

青井秋

世界観が好み

2020年12月23日
青井さんの作品を読むのは5冊目。
人外は好きでないので購入は一度見送ったけれど、
シーモア先取りクーポンが出てたので手に取ってみました。

人外が苦手なのは変わらないけれど、
きめ細かな繊細な絵柄と、世界観がやっぱりよくて、
かつBL度が薄いので、総合的には大丈夫でした。

普段は、男同士ならではのハードルとか、
そこをどう越えるとかの話が好きなのですが、
青井さんの作品はそういうのはありません。
基本、ファンタジーの世界で、男とか女とか言うより、
人と人という感じ。

この方の作品を読むときだけ、
通常の好みの設定は気にならなくなります。
空気が流れるような独特の世界観への好みの方が
それを大きく上まわるんですね。

表題作は半分ほどで、後半は短編が4つ入っています。
あと最後に表題作の描き下ろしも。
総184ページ。
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