このレビューはネタバレを含みます▼
こんな事を書くとヒンシュクものかとも思ったのですが、どうしても悲しくて書かずにはいられませんでした。デッドロックは外伝、番外編、コミカライズ、このseason2含め全て何度も読み返す程お気に入りの作品ですが、それは物語は勿論、文章から浮き出てくるキャラクターの魅力を120パーセント以上に引き出してくれる超絶美麗なイラストがある事でよりストーリーに奥行きが出ていたからというのもあります。初期はカラーは勿論モノクロの挿絵全てがただただ美しく読み進める度に想像力を掻き立てられました。しかし、コミカライズはしかたないにしても、このseason2の挿絵はあまりに雑すぎではないでしょうか。このseason2のイラストしか知らないのであればそうは思いませんが、デッドロック初期のイラストから考えれば下描きなのでは？と思うほど劣化してます。もし、手を傷められていたりだとか、そのような理由があるのなら本当に申し訳ないのですが、ロブなんてただのコメディアンにしか見えないし、ヨシュアはもっと少年と青年の美しさを兼ね備えていたのにとか、美男子が軒並みモブ化していると言いますか…前は挿絵を心待ちにして、挿絵を見たらテンション上がってたのに、今では挿絵の度にガッカリして過去作品を思い返しては悔しくなってしまう有様です。私の心が狭いだけなのか、思い入れが強すぎるせいなのか、はたまた好みの問題かは分かりかねますが、どうしても愚痴りたくなってしまいました。内容のみで考えれば評価は間違いなく★5です。ですが、こんな事言うのも烏滸がましいですが挿絵の高階先生にはもう一度初心に戻ってあの頃の美しいイラストを再現して欲しい…という願いを込めて。ちなみに、season2は1作目と違って、1冊で完結するので、気になった巻のみでも問題ないです。ただ、Buddyだけはぜひ読んで欲しい。ユウトの新しい相棒キースの登場が最高のスパイスを与えてくれます。個人的にダントツで好きです。
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