ボーイミーツマリア
」のレビュー

ボーイミーツマリア

PEYO

普通であること。普通でないこと。

ネタバレ
2020年12月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めての作家さん。以前から読んでみたくて購入。ヒーローに憧れる大河は高校の演劇部で一際目立つ美しい「優」に一目ぼれをします。でも、優は男の子でした。ネタバレしない方がいいと思いますので詳しくは控えますが、セクシュアリティに関わるとても深い深いお話でした。逃げずにもがく日々の中で、心の闇を照らすにしても寄り添うにしても、一人きりではなく誰かの手が必要な時がきっとあります。2人が出会えて、共に成長する事ができて、よかったなと心から思います。誰にとっても過去は変わらないし記憶も消されないけれど、これからのキラキラと輝く陽だまりのような2人の記憶を積み重ねていってほしいなと思いました。ラスト、耳まで真っ赤にしてうれし泣きする顔、可愛かった!※子供への性暴力のシーンがあります。苦手な方はご注意ください。
いいねしたユーザ13人
レビューをシェアしよう!