このレビューはネタバレを含みます▼
お嬢様とカイドのやりとりは凄く良い。これが来世ではいけませんかは本当に良かった。
が、全体の流れや他のエピソードが雑すぎる。
この手の簒奪者の話はどうしても某国記の某国の話と比較してしまう。月渓と祥瓊がもしこうなったら号泣する。嫌だけど。
二人の悲恋よろしく前世を越えたやりとりを描きたいが為に取って付けたような御都合主義に、ラノベってやっぱこんなもんかと思わせてしまうがっかり感。
あと絵が致命的。痩せぎすのシャーリーはお嬢様の容姿と髪の色以外何ら変わらんし、三十路前のカイドは十代にみえて、転生した感じも歳の差も感じない。
それなりにラブストーリーとして楽しめました。三巻で綺麗に終わってるから続きはいいかな。