その世のどこか、常夜の楽園【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】
シリーズ2作目!読み応えあり!





2021年1月9日
既刊「その世のどこか、地図にない国」の続編でシリーズ2作目。本作だけでも楽しめるかと思いますが、主人公シンのキャラや他のキャラとの相関が分かるとより楽しめるので、やっぱり既刊も合わせて読むと尚楽しめるかと思います。
さて本作は、前作の舞台となったオライエの隣国ターキアが舞台となり、ターキアで私塾を開くヤシュムと王子アマルがメインのお話。今回も主人公はガルシェの王子シンで、シン目線でお話が進みます。表題作のみ全6話+描き下ろしで合計217ページとボリュームたっぷりな上に、今作も良く練られたプロットがさしずめミステリー小説を読んでいるようでとても読み応えがありました。伏線の回収が上手というか、ストーリーの展開がとても丁寧な印象です。メインCPのアマル×ヤシュムの、お互いを想う気持ちと過去と現実が複雑に絡み合っていて、真実が明らかにされた時は胸が熱くなりました。前作に比べると、メインのキャラは若干華がないですが、幸薄そうなヤシュムが儚げで良かったです。今回もシリアスな場面が多いですが、シンが良い意味で物語を軽くしてくれていました。シンのキャラが全体のバランスを上手く纏めていたような気がします。次巻では遂にシンがメインになるとのこと。今から次巻の発売がとても楽しみです。
さて本作は、前作の舞台となったオライエの隣国ターキアが舞台となり、ターキアで私塾を開くヤシュムと王子アマルがメインのお話。今回も主人公はガルシェの王子シンで、シン目線でお話が進みます。表題作のみ全6話+描き下ろしで合計217ページとボリュームたっぷりな上に、今作も良く練られたプロットがさしずめミステリー小説を読んでいるようでとても読み応えがありました。伏線の回収が上手というか、ストーリーの展開がとても丁寧な印象です。メインCPのアマル×ヤシュムの、お互いを想う気持ちと過去と現実が複雑に絡み合っていて、真実が明らかにされた時は胸が熱くなりました。前作に比べると、メインのキャラは若干華がないですが、幸薄そうなヤシュムが儚げで良かったです。今回もシリアスな場面が多いですが、シンが良い意味で物語を軽くしてくれていました。シンのキャラが全体のバランスを上手く纏めていたような気がします。次巻では遂にシンがメインになるとのこと。今から次巻の発売がとても楽しみです。

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