このレビューはネタバレを含みます▼
泣きました。描写ひとつひとつ、お話の進み方、めちゃくちゃ丁寧です。丁寧なのに長たらしくもなく、物足りなさも無く、丁度ピッタリにまとまっていました。
個人的に無表情攻め×健気受けのカプが大好物なので、絵的にすごく刺さったというのもあるかもですが、ラスト…すごく好きでした。なんかもう、センスの塊みたいなことをサラッとやってのける作家さんだな〜と思っていたら、あとがき、なんですかあれー!めっちゃくちゃ斬新、センス良過ぎ、もう大ファンです!!!!
水葵くんの抱える問題が、思いのほかあっさり解決して行ったところは、少々物足りなさみたいなものはありました。しかし、病みの本命はこっちだよね、、、やっぱり若さってすごいよね、みたいにあとからめちゃくちゃ腑に落ちてスッキリしちゃったし、水葵母の問題も後日談の形で描かれて、ほんとうに丁寧だなと!不足なく隅々まで行き届いた素晴らしい作品ですね。
水葵くんの前髪の変化と表情の変化も見ものでした!!!!
やっと表題に触れますが、地下鉄を指すMetroの意味だけかと思っていたのですが、Metro-が付く単語には母とか子宮とかが関連するものがありますし、メトロノームのように一定の幅で、といったニュアンスの専門用語なんかもあります。勝手に深いなぁと思った次第です。
音楽繋がりのお話とか、ふたりのその後がとても見たいなと思いました。