ブルーピリオド
」のレビュー

ブルーピリオド

山口つばさ

心臓抉られます…

2021年2月19日
まだ6巻までしか読んでませんが…本気で心臓鷲掴みされます。テレビCMで流れていた時に「気になってた漫画だ~」で「あ!一巻読める!読んでみよ♪ 」で読んだら心臓をグワッ!と…本当に主人公の悩み方や限界を越える為の突破口が上手く表現されてて…すっごいリアリティあるんですよね。芸術や物を創り出したり、書く方を仕事にするとずっと考え続け無ければならない苦痛…それをどう自分なりに受け止めて絞り出すか?ここを失敗する(気持ちの空気を抜くこと)と大体の人は壊れていきます。(鬱とかですね)主人公の自分に対しての向き合い方が、凄い好みです。この漫画見て人生の見方が変わったって方が増えたら良いなぁ…。それくらい私の中では人生の参考になる漫画だと思います。あとCMの音楽もストーリーをみて書いただけにピッタリで聴きながら読んでたら涙でました(笑)




追記:最新巻の9巻まで読みました。
1~6巻までは自分の内側との向き合って戦う姿で大学生からは、自分の上には上がいるという現実を思い知らされる感じですね。人の見方の捉え方や発言が違いここで美術予備校の大葉先生が言う「真面目さに価値があるのは義務教育まで」の意味がどういう意味か?が浮き彫りになります。レールに最初は引いてくれた先生も親もいきなり手放しますからね。その後に自分は価値があるか?周りはどう見てるか?大人になれば自分で見出さないといけません。主人公は頭が良い分、悩みの中に入っていきますが落ちる手間で上手く空気を抜き回避する方法を導き答えを出していくので面白いですよ。ダラダラ見えますが、現実世界は堂々巡りですから、悩みの渦の中にいる時は時間が長いです。辛い時ほど答えは出ないですから…。
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