このレビューはネタバレを含みます▼
一年前くらいからシーモアではBLをメインに購入しているんですが、多分これが初めて読んだオメガバース作品だったようです。
「運命よりも自分を信じる」という薫の台詞に感動してしまい、その後読んだオメガバースで運命の番がでてきてもふーん…みたいになってしまいました。
少年漫画なら運命は抗うものですしねー
Ωは男性でも産む性としか認識されない社会で子供らしい残酷さに晒されるユカの孤独や恐怖は読んでいて悲しくなります。αの本能に対して「このまま獣でいいのか」と問いかける薫は、ユカの過去に対する思いもあるだろうけれど、Ω性の社会的地位の低さが他性の傲慢さによるものだと訴えかけていて、しかし人は変われると信じた。人も世界も運命も、自らの意思で変わってゆける、とても希望が持てる物語でした。
レゴトラップはもちろんですが、ポケットトラップにも注意しましょう。虫とか食べ物とか虫とかが入っている事があります…