夏祭りに行きたくなる〜!





2021年2月27日
作者さんの作品いくつか持ってるんですが、正直すごいどハマリする!っていうわけではないんですが、何となくその独特な雰囲気が良くてついつい買ってしまうんですよね。今作もそんな感じで作者さん買いで、表題作のみ全4話+描き下ろしで合計195ページ。コミュ障な灯司が偶然電車で樹に助けてもらったことをキッカケにお話がスタートします。人付き合いの手伝いをしてもらううちに樹に惹かれていく灯司でしたが、実は樹にも悩んでいることがあって…というお話。一見樹が灯司の面倒ばかりみているように見えて、樹は灯司を助けることで自分の自信を取り戻していて、実は相互救済に近いお話だったのかな。救済というと大げさかもですが、お互いが前に一歩進む支えになっていて、自然と二人が惹かれ合うのにも納得できました。お祭りや街の雰囲気も良くて、なんか日本の田舎や祭りといった風習とかいいなぁと再確認できるお話で、終始清々しい気持ちで読めました。絵は綺麗なんですが、所々雑に見えるところがあってそこは少し残念だったかも。

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