みちみちなるままに
」のレビュー

みちみちなるままに

じゃのめ

絶望と幸福と

ネタバレ
2021年3月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 小学生の5.6年で同じクラスになった2人。ある時は、同級生で、初恋の相手で、同じ方向の夢を持つ者で、
嫉妬の相手で恋人で。確かに起こった事象を軸に、それぞれ、気持ちを止めたまま囚われるしか無い片方と、既に色々なものに縛られていてその場を逃げる方しか無かった片方。
フォローしている方のレビューに惹かれて。
すごく心が揺さぶれました。同じ事象で自己と他者でこれほど変わる、自分のみが思っているその事その場面の記憶、気持ちの、真実。真実って何だろう。
きゅんと湧く甘い純真と、持て余す程の傷心と求心と。読んで、色々な感情が湧きました。ストーリーと同じく、読後の気持ちも、甘かったのか辛かったのか
切なかったのかほっとしたのか。全部の感情揺さぶれ
ました。それでも相手を求めた2人が、答えです。
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