副音声はうるさい十分に【単行本版(シーモア限定描き下ろし付き)】
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副音声はうるさい十分に【単行本版(シーモア限定描き下ろし付き)】

英子

オモシロカワイイぜ!

2021年3月21日
広告に出てきて気になったので、読んでみました。
あー、面白い。副音声というテイのモノローグが斬新で面白い。勘違いすれ違う二人がなんとも愛おしいです。
副音声にさらにホンネの副音声を被せてくるのもおかしすぎる。
これもまたアイデアですよね。
最近いろいろと挑戦的なBLを読む機会が多くて楽しいです。
このお話は、両片思いのくせに両者とも色々と気を回しすぎ深読みしすぎるがあまり、どうみても付き合っているのに形式上はセ○レという訳のわからない状況に甘んじている会社の上司と部下の話です。
でも十分すぎるくらいやることはやってるので、まったく、器用なんだか不器用なんだかわからんですなあ。
早く正面から好きって言っちゃえよ〜!(でも言ってもたぶん伝わらずに「俺のために嘘を...なんて優しいんだ」とか勘違いするんだろうけど)
ひたすらあさっての方向に深読み、勘違いしまくりますが、危機的状況になることはないので安心して楽しめます。
完結マークが出てないってことは、これからも続くのかな?
絵は、下書きの一番良い線を選んで丁寧にペン入れしたような、線少なめのスッキリした絵柄。まだまだ伸びしろはあるけど、きっとどんどん洗練されてシャープになっていくんだろうなー、と期待できます!
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