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心の弱さとずるさ
2021年3月21日
作者様買いです。『恋が落ちたら』の続編が不定期連載で、まだ単行本が出る気配がないようで寂しい。ので、他の作品を読みましょう、と購入。
上田先生の作品って、やっぱり深いですね。心の葛藤がビシビシと伝わります。昔の男が現れて、再燃する恋心。ゲスな表現をすれば浮気ですもんね。和秋にも彼女がいて、洋春には優しい夏朗さんがいる。過去の別れが嫌いで別れた訳ではないから、いつまでも想いは残るし、再燃しても不思議じゃない。じゃあ、夏朗さんの気持ちはどうなるの？自分の想いに気づきながら、和秋と重ねる情事。気づいてしまったのなら、夏朗さんの傷が深くなる前にけじめをつけるべきだ。夏朗さんの5年間は何だったのか…桜の木の下の別れが辛すぎて涙が出た。洋春も和秋も、恋人を傷つけて別れた事を一生胸に刻んで、彼らの傷を背負って生きて欲しい。洋春と和秋が本当の愛を取り戻した事は素敵な事かもしれないけれど、単に、再会愛とは思いたくないですね。誰かの幸せは、誰かの哀しみの上に成り立つ事もあると思います。
上田先生の作品って、やっぱり深いですね。心の葛藤がビシビシと伝わります。昔の男が現れて、再燃する恋心。ゲスな表現をすれば浮気ですもんね。和秋にも彼女がいて、洋春には優しい夏朗さんがいる。過去の別れが嫌いで別れた訳ではないから、いつまでも想いは残るし、再燃しても不思議じゃない。じゃあ、夏朗さんの気持ちはどうなるの？自分の想いに気づきながら、和秋と重ねる情事。気づいてしまったのなら、夏朗さんの傷が深くなる前にけじめをつけるべきだ。夏朗さんの5年間は何だったのか…桜の木の下の別れが辛すぎて涙が出た。洋春も和秋も、恋人を傷つけて別れた事を一生胸に刻んで、彼らの傷を背負って生きて欲しい。洋春と和秋が本当の愛を取り戻した事は素敵な事かもしれないけれど、単に、再会愛とは思いたくないですね。誰かの幸せは、誰かの哀しみの上に成り立つ事もあると思います。
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