このレビューはネタバレを含みます▼
3年前に人の思っていることが読めるようになり、人間不信になった余村はある日長谷部が自分に好意をもっていることに気づきます。同性から気持ちを寄せられることに戸惑いつつ、次第に長谷部を意識するようになっていきますが、長谷部に気持ちが読めるのを知られることになり、距離を置かれます。何気なく思ったことをサトルこともサトラレることもつらいことだなと思いました。元の小説は読んでいませんが、丁寧にコミカライズされているように思いました。コミックスでは触りっこのみで葛藤の末に気持ちが通うまでなので、この上下巻のみではちょっと物足りなさはありました。続編もあるみたいなので楽しみです。でもその前に小説の「言の葉便り」を読んでしまうかもしれません。
2020年9月 1巻 総170ページ 2巻 総188ページ 修正は白抜き、真っ白。