このレビューはネタバレを含みます▼
「ワンダー・ボーダー」からの続きで読んでいます。前作ではなんの非もない夏朗さんがフラれて心を痛めていましたが、あっという間に梅雨彦という新たな男に出会います。あの公園のベンチに座っていると、次々と男の人に声を掛けられるけど、そういう出会い系の場所なんですかね。梅雨彦も一癖あって、夏朗さんにすんなり幸せが訪れませんが、それでも夏朗さんの頑張りがあって自分で幸せをつかみとったところが感慨深いです。「恋が落ちたら」の菱本さんもそうだったけど、紳士で誠実な夏朗さんのような男が欲情してタガが外れる描写がホント上手くて、読んでてウホッてなります。夏朗さんや菱本さん的な攻めは、私は大好きです。