このレビューはネタバレを含みます▼
女性と結婚し家庭を持つことを望んでいたΩの河内は35才になったら発情期の軽いΩは発情しなくなるというのをずっと期待していて、なのに35才になる直前に猛烈な発情が襲ってきて運命の番である犬飼と関係をもって妊娠してしまいます。会ったこともないαの父親のこともあり、αの番となることや抱かれることを嫌悪する河内は犬飼を受け入れることができず、一緒に暮らすようになっても愛情を向けられないことに犬飼の心は傷ついていきます。2人とも辛い場面が多くて出会わなければよかったのかとも思えてきますが、いいラストでした。しかし発情が重くて、発情期に避妊せずにしないといけない設定って、「犬飼さんちの大家族」になっちゃうのでは?犬飼の実家(名家)との関係やお子達のその後、それから甘いのが少なくて2人の幸せな日々が読みたいので続編希望です。辛いの多くて星4か5で迷いましたが、一気読みするくらい引き込まれたので星5で。
2020年1月。