このレビューはネタバレを含みます▼
Twitterで発売の告知を見てからずっと気になっていました。タイトルも面白そうだったのでかなり期待して読んだんですが、ちょっと期待し過ぎたかなというところです。
本作品は表題作のみ全5話+描き下ろしで合計194ページ。ラブ/ホの雇われ店長・有楽さん×真面目を拗らせた市役所職員の廉のお話です。市役所の老朽化に伴う建て替えの間、仮庁舎に移ることになったと思ったら、なんと仮庁舎に隣接するのはラブ/ホで…というストーリー。設定はユニークで面白かったんですが、受けの廉があまり好きになれなかった…。真面目で平凡なのは良いんですが、それを拗らせ過ぎて卑屈になっているというか、と思ったらその四角四面な性格を指摘されたら逆ギレしちゃうし、「アホみたいな名前」とかちょっと口も悪かったり。経験が少ないのにやたらエロに積極的なのも、個人的にはうーん…と言ったところでした。最後にラブ/ホで繋がる場面も、なんか廉のセリフがイマイチで盛り上がりに欠けたような気が。明らかに相思相愛なのに翌朝ホテルからすぐ帰ってしまうのも、最後のタイトル名の伏線回収に無理やり持っていった感がありました。有楽さんはいいキャラだったんだけどな〜。評価下げてしまってごめんなさい。逆にキャラが良いなと思える方にはハマる作品かと思います。