真夜中のオルフェ
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真夜中のオルフェ

ビリー・バリバリー

ファンタシーおじさんでもOKな方へ

ネタバレ
2021年5月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さんの別の作品「FANGS」がとても好きで、こちらの作品も作者さん買いです。FANGSから入ったので、やっぱりそれに比べるとちょっと絵柄は古いですが、独特な雰囲気のある絵とちょっと不思議な感じのストーリーはこの頃から健在なんですね。セールで買えたので更に大満足です。
さてさて本作品は表題作のみ全5話+描き下ろしで合計188ページ。イケボの持ち主・和深くんとPTSDから不眠に悩む三十路の一紫さんのお話で、PTSDに苦しむ一紫さんを和深くんがその声で癒やしているうちに…という展開です。もう和深くんが献身的ですごい良い!声でだけでなく心身共に一紫さんを癒やしてくれてます。一方の一紫さんは三十路とは思えない可愛さで、最初はうーんちょっと老けてるかなと思ったんですが、どんどん可愛くなってくるファンタシーおじさんでした。和深くんが世話を焼きたくなるのも分かるなぁ。逆に可愛いおじさんが無理な方にはイマイチかもですが、ファンタシーおじさんでもOKな方にはハマると思います。トラウマになった事件はとても悲しくて胸が痛みましたが、皆前に進めて良かった。ちなみに3話で一旦話は区切りがあって、4話と5話は一紫さんのお父さんにちょっと焦点がシフトしてます。あくまで一紫さんと和深くんの目線ですが、皆が救われるために必要な話数という感じなのかな。5話で唐突に始まる和深くんと一紫さんのエロにおぉっ!?となりましたが、ご褒美だと思えば良いのかな笑。
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