狼を狩る法則《コミック版》
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狼を狩る法則《コミック版》

麻々原絵里依/J・L・ラングレー/冬斗亜紀

人狼同士、魂で惹かれ合うメイト

ネタバレ
2021年5月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 普通の人間と人狼が入り混じっている世界の人狼同士、獣医のチェイ×大学教授のキートン(ビット)。原作は海外小説(翻訳版あり)のコミカライズ版ですが、小説は未読。人狼が本能的に感じ取れる運命の相手「メイト」。ノンケとゲイで最初は噛み合わなかった二人だけど、すぐに互いをメイトだと認め合い、相思相愛の関係に。事件は起こるけど大きなものではなく、主に二人の恋愛と、彼らの大事な人達とのお話。なんだけど人狼についてや関係性、家族・友人の人となりなど、大事なところの説明があまりなくてぼんやりしてる。絵が硬いのか二人の情熱とか、ビットの凄さ、癇癪、狼の迫力など全体的に熱が伝わってこない。なのに会話や言葉選びはまんま海外ドラマや映画のそれでやたら軽快で、なんだか上滑りしたまま終わってしまいました。友達も親も反発してたのに勝手に和解してくれるし、全部軽くて主題が分かりにくかった。原作を先に読んだ方が楽しめたかも。
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