滅法矢鱈と弱気にキス【コミックス版】
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滅法矢鱈と弱気にキス【コミックス版】

腰乃

静香ちゃん(勝手に)応援団の一員です

ネタバレ
2021年5月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ フォローしてくださった方が、腰乃先生にハマっていらっしゃるとのことで、「私も大好きー!」と久し振りに読み返しています。
「俺は頼り方がわかりません」も「鮫島君と笹原君」シリーズも面白いですよね!
こちらは、オメガバースなのですが、今までに読んだことがないタイプのオメガバで、すっごく面白いです。変転αのDK・恋治くんと、行き遅れΩの研修医・静香ちゃんのお話。(区役所職員の応援が染みる~)
相性はバッチリなのに、出会いは最悪。おかげで、恋治は大けがをして、静香がいる病院に入院。自分だけのαと結婚したい静香と、可愛くない男となんて結婚したくない恋治は、病院でもケンカばかり。恋治も冷たい言動だけど、静香も強気で口も悪い。けど、恋治が寝ている間に、そっとキスをして傷を治してあげてる。そろーっとふわっと優しいキス。うぅ、健気…。だけど、恋治は、男の静香を受け入れられない上に変転αの戸惑いもあって、感謝ではなくキツイ言葉を返しちゃう。涙ぐむ静香に胸が痛む。それでも諦めない静香を応援せずにいられないー。
区役所職員だけでなく、みんなに応援される静香の過去と、面倒見が良くて優しい内面を知れば知るほど、(勝手に)応援団としての気持ちにも熱が入ります。恋治もそんな静香の姿を目にして、少しずつ態度に変化が…。
からの、巣材の流れ。静香の健気さと必死さに、いっそ泣けます。本気で可愛くて切ない。Ωの巣作りネタは、どの作品でも大好きなネタですが、これは一等グッときます。ネタとしては笑えるのに、さすが腰乃先生。
こんな一途で可愛い子いないよ!?恋治くん、さっさと結婚決めて―!って思わずにいられませんが、今後も色々なことがあるであろう、腰乃ワールドが楽しみです。
2巻が待ち遠し過ぎますが、「俺は頼り方がわかりません」の”福くん編”があったりして、「滅法矢鱈~」の単話続編は、昨年11月に9話目、今年3月に10話目発売なので、単行本2巻はもうちょっと先ですかね…。
ちなみに、腰乃先生の漫画は、セリフ(文字)がめっちゃ多いですが、無駄な言葉はないと個人的に思っていて、拡大して、隅から隅まで読んでいます。話ごとに差し込まれる4コマ漫画も最高に好き。りっく♪りっく♪
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