このレビューはネタバレを含みます▼
初読み作家さんです。フォロー様がレビューを上げられていたので気になって覗いてみたら、他にもフォローさせて頂いている方々が続々と高レビューをされていたので、それならばと購入しました。本作品は表題作4話+短編1話+表題作の描き下ろしで合計216ページ。個人的に男前受けとかヤンキー受けよりも、可愛らしい受けとか美人受けが好きなので、この作品はどうかなーと少し不安だったんですが、格好良いヤンキー受け全然アリでした!犬猿の仲である対立校のお互いNo.2である樹里×ひろみのお話で、タイトル通り現代版ロミジュリのように、お互いの立場が障害になって二人がくっつくのを阻むというもの。「ロミジュリ」なので、やっぱり話の展開は見えちゃうんですが、登場人物たちがとても魅力的でテンポ良かったと思います。最初に樹里がひろみに一目惚れする場面ではちょっとスピード感ありすぎかな〜と思ったんですが、二人とも不良なのに根は真面目なので、二人の馴れ初めは読み進めるにつれてそこまで気にならなくまりました。タイトルしかり、ちょっと昭和っぽい感じもしますが、敢えてそうされたのかな。というか、樹里が屋上から想いのたけを叫ぶ場面、某アイドルグループの大昔のテレビ番組を思い出してしまった…笑。若い読者の方は知らないでしょうが、なんだか懐かしかったです。同時収録の短編は、リバものです。個人的にリバ地雷なんですが、キャラが良かったからなのか、こちらも全く嫌悪感なく読めました。